無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

土曜日, 3月 29, 2014

種が教えてくれた植物の成長理論

イネの種の成分は、胚芽の成長点以外は、デンプンや脂分で出来ている胚乳、の他は皮の部分を除くとそれだけである。
皮と胚乳の間の部分には消化酵素が仕込まれていて、浸種後水を吸って溶け出して胚乳のデンプンや脂分を糖分に変える。
糖分は何の役目をするかというと、胚芽の成長点にある転移酵素のエサになる。転移酵素は、糖分と皮に含まれているミネラルを使って根と芽をつくり、イネの場合無肥料でも、種の成分だけで2葉まで育つことが出来る。
つまり、植物の生長に欠かせないモノ、転移酵素とそのエサの糖分、酵素が活動できる水と温度と酸素であり、転移酵素が取り込むべき植物の基材となる酸素・窒素・炭素を大気を水に溶かして、水素を水中から得て、植物は生長する。
もし、リービッヒの言うように硝酸態窒素とアンモニアが必要なら、どこかに硝酸アンモニアで出来た種があるはずだが、誰も見たことがないのは何故だろう。

その様にして、イネは成長を始めるのだ。

イネの種からの成長を見ていると、水中で発芽した場合水深が深いと芽が先に出る。イネの種は比重が1.2と重いので芽が水面に出るまで浮かばずに伸ばすことができる。葉が空気に触れると乾燥するので、今度は水を吸う為根が伸びてくる。こうして、イネは根無し草にならずに済むのだ。
これがヒエの場合、芽が5センチを過ぎる頃、種が小さいので全体が浮力で浮いてしまう。浮くと根を太く伸ばすことができるが、陸地を見つけない限り数日を経ると、何故かくしゃくしゃと折れ曲がって、生涯を終えるのである。

このことが、深水が稲作を支援してくれる、大きなターニングポイントになる事に気づいた。
画像の冬季湛水田の水は、清流を入れているのに濁っている。
赤粘土の細かい土を客土した田に冬季湛水をすると、微小生物が越冬できるので春になって彼らが生活をしてうごめいている為、水底がかき回されて濁っているのだ。
彼らが出してくれる糞が、糖分なのである。種が供給した糖分の代替成分として、無肥料でも無農薬・無殺虫剤なら冬季湛水により、それが手に入り稲は育つのであり、同様にして生物が活性化すれば酵素も増えて、かなり寒いところでも古代であってもイネが収穫できた所以である。