無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

土曜日, 3月 29, 2014

屯田兵による弥生の稲作

長江漁労稲作民族による、日本列島屯田による弥生時代の稲作では、鉄器はあるにはあったが、原始林の大木を切り倒し平原にする道具があったとは聞いていない。
畑の字源は田に火を掛けた耕地のこと、畠の字源は田んぼの土が乾いて白くなった耕地のこと、どちらもハタケ、そこには水はない。
では、田はどうか?乾いた田は乾田、現在の乾期の秋田冬田も字がない。田には水が張ってあることが前提条件だった様である。
何故か?開墾の方法を考えてみた。
道具は無い。力が有れば石が動かせる。石を動かして低い方に石垣を築く、それに芝土を被せて畦を作ると、田に土土で畦・田に低い方半分で畔、すなわち畦畔が先にできる。その中にある木に火を掛けると畑、大木に火を掛けると木は焼け死に翌年には枯れ木となり葉と枝を失う、しかる後に水を引き入れると、大木は1反歩に数本を残して、水面には日差しが差すことになり、田んぼで稲作ができる。
田んぼに通年水を張っておくことで、大木は再び芽を伸ばすことができずに、数十年後には朽ち果てるのだろう。
注水以後、苗場で作った苗を用意すれば、毎年深水に田植えをして稲を育てることができる。
ヒエや粟もイネと同時に生えてきても、収穫期が違うので片手と革袋があれば、それぞれを収穫することができ、イネも穂だけ摘み取る方法が、一番手っ取り早く確実に革袋に入れることができ、雪が降って水が凍るまで遅れてきた分けつ桿のイネも長期に渡って収穫を続けることができる。
この様にして、冬季湛水深水稲作方法であると、かなり高冷地でも稲作が可能で、早くから北の地まで高標高の里まで田んぼが津々浦々に行き渡った事が頷ける。
秋津島、とんぼのこと日本のこと、秋にも田んぼに水があれば後期分けつ桿を収穫できる津、秋津島。瑞穂の國、水の穂、収穫時に田んぼに水があった事が語られているのである。
そのことから、稲作は全体を通して水田の中で行われていたのであり、冬季湛水は古くて新しい農法なのだ。