無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

木曜日, 7月 10, 2008

自然と生きる


 イチゴの収穫季節が終わって、今度は来年用の苗取りという新しい季節に入りました。
今年は、前年の失敗に学んで、いちご苗のDNAを、実をたくさん付けるという遺伝子を植え付けるために、少し工夫をしています。 

 稲は、少し未熟成の肥やしを入れてしまったため、土にガスが涌いて苗が育ちにくくなっていました。
手押し除草をして土をかき回すと、苗が元気になってくれました。
 田起こしや代掻きの、耕す深が浅い方がよいそうで、来年からは、自然の摂理を乱さないような工夫をして、やり直したいと思います。

 人間の浅知恵というかその場の思い付きではなく、自然の摂理を考察しての農業ができるようになっていきたいと思っています。
 
 特に羊を飼って、羊飼いと羊の意味がおぼろげながら理解できるようになってきました。
自分が羊になって初めて判る、羊飼いの極意。(これは教員の極意でもありますね)

 羊の習性を活かした荒廃農地の復活、集落の活性化が図れるように思います。
力を入れずに、自然のままに任せること。いにしえの人々が営々とやってきたこと、これをよく学んで活かすこと、これが極意なのですね。


 自然と生きる。事の素晴らしさが、この歳になってからか?判ってきたような気がします。
自然もまた、人間もまた、自然の摂理によって、生き、活かされていることを知るようになりました。
 ひと言では言い表せませんが、農業にとっても、事業にとっても、生活にとっても、重要な因子であることなのです。

 自然は素晴らしい。 それが少し見えてきたこと。 重ねて、有り難いことであります。