けだものと対峙する
風邪を引いて暫く休んでいました。
けだものは、それを山から見ています。 誰も野良に出ていないのを確認して、すっかり畑を荒らされてしまいました。
「少しの油断も許さない。」というばかりに鹿が訪れて、縦横無尽に走り荒らしていきました。
やってきた奴は、普通の鹿の倍以上の大きさの糞を放る奴で、そこら中に足跡と糞をまき散らしていきました。 きっと大きな角を持った牡鹿でしょう。 不思議と作物に被害はなかったのですが、ネットの弱いところを集中的に壊してくれました。
あたかも、「ほれ、もっと強く生きれや。」と言っているようで、私は、畑に立った途端、即座に決意を余儀なくされました。 これまで、廻りに流されて、やもすると弱気になっていましたところに、野生からのサインは、将に「天の声」として、心に響きましたね。
『負けるもんか。』 こうなりゃ、鹿は良きライバルか、同志という感じですね。 とても親しみが湧いてきたのです。
しっかり自然と向き合って、彼らの生態を観察し、心を読み、自然と共に生きようと、決意を新たにした次第です。
さっそく破かれたところは繕い、新しくブルーベリーを移植した畑にはネットを完全に巻き、備えを万全にして、山の友人にもこちらの決意を誇示しました。
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