株式稲作方法
美ヶ原の源流域では、田んぼに清流が注ぎますので、無化学肥料・無農薬の栽培が有効だと思います。
玄米の表皮には、水や土のミネラルがたくさん蓄えられますので、安心の玄米食を手にする事ができます。
されども、農家は見ていないところで農薬を撒いたり、化学肥料を入れたりします。その理由は、収穫後に目方売りの取引だからです。
無農薬で減収量で作っても農家にリターンがなく、無農薬のリスクだけが農家に掛かる仕組みでは、誰も無農薬など口先だけになり、信用できないので無農薬とは言ってはならない事になったのです。
作付時に契約金をいただいて、収穫成果ではなく、無農薬農法での耕作委託だったら、農家は確実に手間賃になるので、安心して農法を研究できます。
その試み版が、株式稲作方法で、委託者は自分が必要な面積あるいは株数を、前年に農家に委託します。
農家は、需要に応じて作付をします。
耕作・種蒔き・田植え・草取り・水管理・草刈り・稲刈り・脱穀・精米等々に、株主(委託者)が参加できます。
自分の目で確認して農作業を体験し、安心安全のお米を手にする事ができます。
この方法は、耕作ができなくなった地主がやっている手法で、作業は農協が全てやっています。但し、現状では農薬を使っての白米消費用なのです。
都会のお客さまは地主ではないので、この方法は採れませんことと、無農薬の玄米を必要とする方、のみに向けての形を変えた提案となっています。
これは、ある意味、先物取引に似ています。違うのは、買う人も売る人も、実体がある取引となる事です。秋が来たら、間違いなく必要な方法で育てた、その田んぼで穫れた玄米が引き渡される点です。
少し、矜持的なのは、この手法が今の為替や株の取引手法を変え、正常化のヒントになるからです。
此までは、全ての実体取引を統括管理する事ができなかったので、代表的な取引所を作り架空の取引により相場を発生させ、実体の取引をスライドさせています。
現在のコンピュータ管理技術に依れば、全実体の統括管理が可能になりました。それをしないのは、一部の特権支配階級を失墜させる事につながるからです。
何はともあれ、わたくしは、徐々に無農薬農耕を拡大していく所存であります。
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