イノベーションのキーマン
石窯が一応の完成に近づきました。
背景の旧武石村役場の桜が満開になって、花を添えてくれました。
武石フードつなぎ隊の若い諸君も参加してくれて、はかどり且つうまく仕上げることができました。
27日にインナーの型枠を焼くと同時に、初がまにして火入れ式をお行います。
イネの苗箱をプール育苗過程に進めて、苗間の田んぼに出しました。
これで、ネズミとの戦いに一応の終止符を打ったと思ったら、減水が待っていて、今日は1日再度の代掻きを行います。
楽させていただけませんね。
朝起きぬけに、イノベーションについて思い当りましたので、ここに記します。
イノベーションを起こす第一責任者は、最低二人の社長が必要です。イノベーションは技術革新ですがそれは結果で、正しくは「新結合」だと考えます。
新結合とは、政敵のような異なった環境の二人が、新しい命題を実現するために、まったく受け入れ入れがたい現実を目の前にして、不本意ながらそれを受け入れるための、あらゆる選択と実行の果てに、たどりつく技術革新であるはずです。
その手法に5つの新しいテクニックが込められてできるので、ドラッカーの5つのイノベーション。
「新結合」は、ひとりの技術者が初めからイノベーションを狙う意味ではなく、二つ以上の企業の新結合からしか生まれないというか、まったく異なった環境の二つ以上の融合からなら、必ずイノベーションが起きます。
理研のケースでは、受け入れがたい手法と研究者の存在を認め、それを互いに受け入れなければいけない環境を作り出すことによって、新結合の条件が整い、イノベーションすなわちマスコミが云うところの技術革新が起きるのです。理研は自らチャンスを無にしようとしています。
今回の事件は、理研という組織の持つ特性により、組織内に自然発生した新結合の芽生えを、特殊な組織の良さをそれと気づかず葬り去ろうとしています。
その責任は、冒頭に書きましたように経営者にあります。
自らをして発生した己を卑しめる、そんな組織など不要です。
私事で言いますと、エンジニアが単に農業に取り組んだのではなく、科学技術に忠実であろうとして、経営品質を求めて顧客満足を探していたら、完全無農薬の命題をいただき、あふれる情報の選択をした結果、転移酵素が植物と動物の生命活動の根源であることを知り、酵素阻害剤を退けていった結果、全ての自然界にない化学物質を避けることにより、病気から解放される現実を目の当たりにしました。
忸怩たる思いは、この現実を世に知らせしむテクニックがないこと、自らをして理論に昇華できる知恵と時間を持っていないことであります。
完全無農薬の大量生産が実現すれば、社会から癌の半数がなくなる。病人の数が激減する。
田んぼから化学物質を排除して稲作をすれば、特A一等米が大量生産できる。
完全無農薬でイネで起きたことは、全ての野菜の生産にも応用できるはず。
植物で可能になった病気にならない栽培は、動物の飼育でも可能で無農薬の養殖、肉飼育、卵でも可能になります。
動物の飼育で可能になれば、ヒトにおいても可能になり、100歳までぴんぴんが実現できることに繋がります。
単に寿命だけでなく、医療費や介護費の軽減に寄与できるので、昇華していけば消費税も廃止できる現実でもあります。
無農薬栽培という命題は、ひとり農家の事件ではなく、企業の経営にも政治の場面でも、注目すべき新結合のチャンスであり、経営者に訴える根源であります。
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