無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

日曜日, 9月 24, 2017

飲むほどに健康になるお酒。

 無農薬栽培を突き詰めていくと、コメつくりの場合、飛躍的な発展を遂げた弥生時代の米つくりが一番の実績だと思います。
 それまで誰もヤッていなかったコメ作りを、みんながヤッて而も日本中、沖縄から青森まで津々浦々、あっという間に普及させたワザを知りたいと考えました。
 歴史を学び渡来の稲作を勉強して、道具がなかった時代にできる農法の結論は、「田に火をかける」「枯れ草の肥料」と「通年湛水」と「深水のたんぼ」です。

 「自然農法」とは、何も考えない農法ではなく、科学的に自然が行っていることを、推し量り整理して実践してみて、「農法」として習得することだと、思います。

 その一つが、生命はどこから調達して、生き物たり得ているか?
植物の場合、大地から。
 酵素の一種5-ALAアミノレブリン酸が、輪廻転生して、大地で冬眠しているものを、取り込んで目覚めさせ、葉や茎に転移させていく。
 支援してるのは、これも大地から受け取った「酵素」、転移酵素や消化酵素が成長点や葉先にて、生き物として生産活動を行うから。
 まだ、目で見ることは出来ないけれど、生物化学の構造式や「モノゴトが出来た」結果としての「ase」として、酵素の存在を確認することが出来ます。

 植物の成長という実際の成果物と、科学の思考によって、存在を確かめるレベルではありますが、それがいま到達している「再現できる技術としての科学」として、自然栽培によるコメつくりに至っています。

 酵素のレベルのコメ作りが見えてくると、「同じ過程を経ればお酒もできる。」ことが判ってきます。
 糀や酵母も、突き詰めていくと酵素に行き着きますので、酵素で醸造を考えると簡単になり、糀もバッチリ出して醸す一歩手前まで行きました。
 だが、酒税法の縛りで、自分でやってみることができないのです。
 大学に行くか、酒蔵に勤めるか、酒造免許を戴くか、外国に行くか、の4つの方法しかありません。

 どれも、今のワタシには許されていないので、仕方なく「設計書」だけ書いているところです。
 「世界一安全な日本酒」「飲むほどに健康になるお酒」がテーマです。
 不思議なことに課題を与えると、たちどころに答えが見えてきます。
 「設計書」を書くと、理論に欠けたるところも見えてきます。そこまた研究して書き直すと、またひとつ現実に近づいていきます。
 そして90点85点ながら、そんなお酒を造ってもらうこともできました。
 何故? 今までこのテーマを掲げた方が居なかっただけのことです。