無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

土曜日, 2月 16, 2008

残留農薬について考える

 昔、とある病院の看護婦さんのお話、
農家のおじさんが入院してきた。やさしく面倒を見てあげた看護婦さんが、その方がブロッコリーをとても大きく産出していることを聞いて、「私ブロッコリー大好き」と言ったところ、その方は暫く考え込んで「ほんとうに食べるかね?」と、。
 疑問に思って尋ねたところ、「実は農薬を多用しないとできない野菜なので、こんなに親切にして貰っては食べさせられない。」と語ったそうです。

 私はそれを聞いてから、ブロッコリーに手が出なくなりました。
ところが、自分で農業をするようになって、無農薬の畑に植えたところ、何のことなく育ち、おいしくいただきました。

 農薬をしないと育たないのではなく、定期的に農薬を散布させるようされているので、「実は農薬無しでも野菜はできることを知らない」のが日本の農業為政者の現状の様な気がします。

 県のエコファーマーの指定を受けようと、説明会に参加したところ、「農薬の散布量を半減せよ」とのこと、「私はまったく使っていないのですが、。」との問いに対して、「それは嘘です。使わないで農作物はできませんので、そういう方は指定できません」県のお役人に、あんた百姓やったことある?って思ったけど、こんな有り様では救えないと感じました。

 残留農薬の管理は、農薬を使った農家が検査して、合格してから出荷するような仕組みにしない限り、根絶できないと思います。
 農薬を使った自覚がない者が、買って加工してから義務を負うなんて、。
まさに、消費者が自分で検査して食べてって言ってるようなモノですね。
 農薬は薄めた液を売るとか、化学肥料食べても大丈夫な薄さにして、販売するようにして欲しいような気がします。

 それと、農薬そのものに害はないような気もしています。むしろ、一緒に混ぜる「展着材」と称する薬品が、化学物質過敏症の方に影響が出るような気がします。
 事態は絡み合って合成されていますので、一面から見るのではなく、いろんなところから見て、安全なモノを求めていくことが、自衛策として必要ではないかと思っています。

 そういう意味では、私が自給自足を目指したのも、まず、自衛があってこそなのです。