残留農薬について考える
昔、とある病院の看護婦さんのお話、
農家のおじさんが入院してきた。やさしく面倒を見てあげた看護婦さんが、その方がブロッコリーをとても大きく産出していることを聞いて、「私ブロッコリー大好き」と言ったところ、その方は暫く考え込んで「ほんとうに食べるかね?」と、。
疑問に思って尋ねたところ、「実は農薬を多用しないとできない野菜なので、こんなに親切にして貰っては食べさせられない。」と語ったそうです。
私はそれを聞いてから、ブロッコリーに手が出なくなりました。
ところが、自分で農業をするようになって、無農薬の畑に植えたところ、何のことなく育ち、おいしくいただきました。
農薬をしないと育たないのではなく、定期的に農薬を散布させるようされているので、「実は農薬無しでも野菜はできることを知らない」のが日本の農業為政者の現状の様な気がします。
県のエコファーマーの指定を受けようと、説明会に参加したところ、「農薬の散布量を半減せよ」とのこと、「私はまったく使っていないのですが、。」との問いに対して、「それは嘘です。使わないで農作物はできませんので、そういう方は指定できません」県のお役人に、あんた百姓やったことある?って思ったけど、こんな有り様では救えないと感じました。
残留農薬の管理は、農薬を使った農家が検査して、合格してから出荷するような仕組みにしない限り、根絶できないと思います。
農薬を使った自覚がない者が、買って加工してから義務を負うなんて、。
まさに、消費者が自分で検査して食べてって言ってるようなモノですね。
農薬は薄めた液を売るとか、化学肥料食べても大丈夫な薄さにして、販売するようにして欲しいような気がします。
それと、農薬そのものに害はないような気もしています。むしろ、一緒に混ぜる「展着材」と称する薬品が、化学物質過敏症の方に影響が出るような気がします。
事態は絡み合って合成されていますので、一面から見るのではなく、いろんなところから見て、安全なモノを求めていくことが、自衛策として必要ではないかと思っています。
そういう意味では、私が自給自足を目指したのも、まず、自衛があってこそなのです。
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