無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

日曜日, 2月 17, 2008

農家も頑張ろう

 相変わらず、ふる里は雪の中。

 きょう、ふる里からの帰り道、そこだけ柵を結わないのに鹿の食害を受けていない植木の畑がありました。下から2m位までの葉が白く変色しています。 
 普段は気にもとめなかったのですが「あれはどうして?」と妻が質問するので答えました。
「鹿に食べられないように殺虫剤を振りかけてあるのさ。」
「エッでもあれ、お客様に売るんでしょう。」

 私は、すこしでもおいしい果物をお客様にお届けしたいと考える過程で、無農薬の農業に目覚めました。 
 おいしさを追求していたら、化学肥料を使わず、野山の草木や稲ワラ、きのこの床ののこぎり屑などを畑に撒き込むことが、おいしさを引き出す秘訣だと気付きました。 
 その様にしたら、害虫が寄ってこなくなったり、病気にならなくなることが分かってきたのです。 
 化学肥料を使わないことが、結果的に、農薬を根絶することができました。運が良かったとも思っています。
 自分が食べられないものを、お客様に出せないと言う想いが、天に通じたと思っています。
 
 農家が、消毒をする理由は、市場が「揃ったモノ、見た目の綺麗なモノを、安く」を求めるので、それに沿って、増産には化学肥料を、虫が来る前に殺虫剤を!と、いたちごっこで、農薬の散布をしなければ不安になり、必要以上に散布をしてしまうことだと思っています。
 逆に私は、市場に青果を出荷せず収穫物全てを加工に廻すことで、はじめて商社が求める品質とは別の、”おいしさ”を追求することが出来たのだと思います。
 消費者や商社が、「見た目の綺麗な野菜を!」と言っている間は、難しい問題のような気がします。 
 
 ぼつぼつ農家も、市場の意見に惑わされることなく、ほんとうにお客様のことを考えて、野菜を作ったり、販売してくようになって欲しいと思っています。