イチゴの苗 ランナー付近、草取りしてきれいにしました
昔、お世話になったお方が、ベリー園を訪ねてくれました。
お名前を、碩量さんとおっしゃいます。あまりに難しいお名前なので、調べてみましたら、碩は大きいと言う意味ですが、碩量には特別な意味がありました。
「鼎立成りて碩量を育む」が、ひとつの意味になります。
昔の中国で、国家を建立し国王となること、そのしるしとして「鼎」に例えるのだそうです。
鼎は、三本足のある煮焚き用の鍋であり、青銅製のそれを国家の象徴としました。
国王の質は、知恵理論、行動実行力、民を重んじる心の三本からなり、それをバランス良く伸ばす努力が、「碩量を育む」となっている訳です。
古の中国は、凄い方々の集合だと思います。生き方論の孔子、マーケティング才の孫子、それより遙か前、鼎を権力の象徴としたところにあります。
企業は誰のためにあるか?の答えがそこに読み取れます。
鼎立とは、起業する事にも通じます。
株主と企業、社員、顧客の三者が鼎立してはじめて、企業が成り立ちます。
つまり、それをバランス良く伸ばす事が企業活動で、「碩量を育む」となる訳です。
事故などがある度に、企業は誰のモノか?との問が為されますが、株主、働く人達、お客さまのそれぞれが、バランス良く利益を享受するように、三者が努力してそれにあたる。
東電の事故もまた、株主、社員、受電者の三者が利益の享受と共に、責任の分担をして、地域社会に報いることが、求められているのだと思います。
その様に考えると、政府の取るべき行動様式も、「立法」「行政」に加えて、国民をおもんばかる「信」をそれぞれバランス良く、伸ばす努力が必要なことが見えてきます。
孔子、孫子と並んで、凄い言葉が「鼎立成りて碩量を育む」これですべての事業が、順調に運びますね。
碩量を検索すると、桐蔭高校の母校学校法人大阪産業大学が出てきますが、素晴らしい学校であることが窺い知れます。
私も、学生の頃に、この言葉に出会いたかった。
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