無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

土曜日, 8月 06, 2011

鼎立成りて碩量を育む

イチゴの苗 ランナー付近、草取りしてきれいにしました

 昔、お世話になったお方が、ベリー園を訪ねてくれました。
お名前を、碩量さんとおっしゃいます。あまりに難しいお名前なので、調べてみましたら、碩は大きいと言う意味ですが、碩量には特別な意味がありました。

「鼎立成りて碩量を育む」が、ひとつの意味になります。
昔の中国で、国家を建立し国王となること、そのしるしとして「鼎」に例えるのだそうです。

 鼎は、三本足のある煮焚き用の鍋であり、青銅製のそれを国家の象徴としました。
国王の質は、知恵理論、行動実行力、民を重んじる心の三本からなり、それをバランス良く伸ばす努力が、「碩量を育む」となっている訳です。

 古の中国は、凄い方々の集合だと思います。生き方論の孔子、マーケティング才の孫子、それより遙か前、鼎を権力の象徴としたところにあります。

企業は誰のためにあるか?の答えがそこに読み取れます。

鼎立とは、起業する事にも通じます。
 株主と企業、社員、顧客の三者が鼎立してはじめて、企業が成り立ちます。
つまり、それをバランス良く伸ばす事が企業活動で、「碩量を育む」となる訳です。

 事故などがある度に、企業は誰のモノか?との問が為されますが、株主、働く人達、お客さまのそれぞれが、バランス良く利益を享受するように、三者が努力してそれにあたる。
 東電の事故もまた、株主、社員、受電者の三者が利益の享受と共に、責任の分担をして、地域社会に報いることが、求められているのだと思います。

 その様に考えると、政府の取るべき行動様式も、「立法」「行政」に加えて、国民をおもんばかる「信」をそれぞれバランス良く、伸ばす努力が必要なことが見えてきます。

 孔子、孫子と並んで、凄い言葉が「鼎立成りて碩量を育む」これですべての事業が、順調に運びますね。

 碩量を検索すると、桐蔭高校の母校学校法人大阪産業大学が出てきますが、素晴らしい学校であることが窺い知れます。

 私も、学生の頃に、この言葉に出会いたかった。