無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

日曜日, 9月 21, 2008

無農薬(無添加栽培)がうれしい


 トマトがとても美味しくなりました。  
  
 化学肥料を入れず、きのこの廃床と無農薬の稲藁を切り込んで作った堆肥を用いて、雨除けのビニールハウス内にて、灌水はせずに育てています。
 熟すスピードは遅いのですが、とても甘くなって美味しいトマトが育っています。
 食の安全が、当たり前に提供できるようにしたい。
そう決心して、3年になります。
 初年度はビギナーズラックと、昨年までの父が作った土壌の上での栽培だったのでうまく行きました。
 
 昨年は、肥やしを控えたので、稲も野菜も育たずに散々でした。
 そこで今年は、野菜や稲が病気になる要因は何かと考え、与えすぎた肥料、簡単に吸収できる化学肥料、病原菌の持ち込み等を考えまして、それらを排除する事にしました。
  
 緩効性の肥料にすること。
高肥料や化学肥料は、簡単に吸収できますので、根を充分に育てず結果的に弱い木になってしまいます。
 少し弱い自然系の肥料、鋸の切りくずやカキ貝殻の石灰肥料のような、徐々に効いてくる肥料にすることだとおもいました。
  
 病原菌は連作を避けること。
畑の連作だけでなく、他人が作った昨年の作物に病原菌が含まれており、家畜の堆肥はその恐れが多いので、使わないことにして、糞のいちばんの役目である分解菌が必要とした栄養素である糖分に代わる、作用を稲藁の納豆菌と、おが屑のきのこ菌を投入することで、まかないました。
 この2つの作用を有効に活用することで、無農薬が実現することが3年目にして、緩やかな確信になりつつあります。
  
 化学薬品万能信仰、農薬漬けの中国の食品と同じ事は、濃度が違うだけで日本の食品にもあたり前に言えることです。
 その不安から逃れるには、無添加栽培の農産物を作る努力をすることが一番だと思います。
  
 これからも、できる限りの努力をして、食の安全に対して取り組んでいこうと思っています。