無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

月曜日, 11月 03, 2014

稲籾の種取り 窒素肥料の続き

 もう木枯らしが吹いたのか、山の上では木々は丸坊主、冬支度が済んでいるよう。
人間のと言うか、私のところはまだ秋真っ盛り、稲籾の種撮りのため、バインダーで稲刈って、ハウスに稲架掛けしました。
窒素肥料を貰うと、植物は時に成長をするけど、葉を青くするほどくれると、過ぎたるは及ばざるが如しの恐れあり。
下段の説明の通り、光合成が抑制されながら、勢い良く伸びる事になり、何処かにしわ寄せが来そうな気配。で、スカスカの植生になって、病に弱い特性になることが考えられます。
「芋がら木刀」「ウドの大木」になる恐れ大です。

すべからく中庸がよろしいように思います。むしろ、自然のままに近づけるため、何も施肥をしないという選択肢のほうが、強い子供を育てるが如しで、自己補修のできる植生になるのではないかと考えています。
また、舗装されていない道路に生える草を見てみると、踏まれて平たくなっていますが、分げつが沢山で強く育っています。それと同じと思われる土手や路肩に生えてる草は、分げつが2本くらいで直立したひょろひょろのみすぼらしさで、同じ種類の草とは見違えるほどの違いがあります。

これが不耕起栽培のキモです。
画像は、軽トラックの荷台に載せた、不耕起栽培の稲株です。普通の1.5倍はゆうにあります。
太さ、長さ、穂の大きさ、粒ともに群を抜いた大きさに育ちます。
厳しい自然を乗り越えさせる育て方、そうした意味で肥料をくれないことが、無農薬栽培への近道になりました。