稲籾の種取り 窒素肥料の続き
もう木枯らしが吹いたのか、山の上では木々は丸坊主、冬支度が済んでいるよう。
人間のと言うか、私のところはまだ秋真っ盛り、稲籾の種撮りのため、バインダーで稲刈って、ハウスに稲架掛けしました。
窒素肥料を貰うと、植物は時に成長をするけど、葉を青くするほどくれると、過ぎたるは及ばざるが如しの恐れあり。
下段の説明の通り、光合成が抑制されながら、勢い良く伸びる事になり、何処かにしわ寄せが来そうな気配。で、スカスカの植生になって、病に弱い特性になることが考えられます。
「芋がら木刀」「ウドの大木」になる恐れ大です。
すべからく中庸がよろしいように思います。むしろ、自然のままに近づけるため、何も施肥をしないという選択肢のほうが、強い子供を育てるが如しで、自己補修のできる植生になるのではないかと考えています。
また、舗装されていない道路に生える草を見てみると、踏まれて平たくなっていますが、分げつが沢山で強く育っています。それと同じと思われる土手や路肩に生えてる草は、分げつが2本くらいで直立したひょろひょろのみすぼらしさで、同じ種類の草とは見違えるほどの違いがあります。
これが不耕起栽培のキモです。
画像は、軽トラックの荷台に載せた、不耕起栽培の稲株です。普通の1.5倍はゆうにあります。
太さ、長さ、穂の大きさ、粒ともに群を抜いた大きさに育ちます。
厳しい自然を乗り越えさせる育て方、そうした意味で肥料をくれないことが、無農薬栽培への近道になりました。
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