3.11に思う
ヒトは子孫を残そうとする。生きた証、自分の痕跡、しかし子だけが痕跡ではない。
輪廻転生の考えまで昇華しなくても、例えばションベンをしただけでも、ワタシの血液のDNAや痕跡は、植物の餌となって植物に宿る。
汗をグラウンドで流せば、その草、小動物のエネルギーになって、ワタシの痕跡は世界に広がっていく。
遺体はダビに俯せられると全てが燃え尽きてしまうけど、若し土葬なら魂も含めて全てが、小動物や微生物、根から植物に取り込まれ、全てが新しい生命に生まれ変わって存在し続けるのです。
不謹慎かもしれないが、行方不明の方のヒトの生命は尽きても、遺体の全部の痕跡は、永久に地球全体に広がって存在し続けているのは事実です。
悲しいけれど、戻ってこないということは、そういう風に生きているということなのだと考えられるのです。
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