狭き門より入れ
この言葉、長いこと「入門」の極意だと、勘違いしていたような気がします。
人生においての、「処世の生き様」だと、昨日畦波板を張り直していた時に、気付きました。
畦波板は、波形になったプラスチック板で、私は50cm x 120cmのものを使って、20cmを土中に埋めて、田圃の水が深水になるように工夫されたものです。
差し込み式で、畦際に簡単に設置することができました。
ところがこれが漏るのです。
少し土手側に傾斜せて設置するのですが、全てが水平になっていて、傾斜も一致していないと、
ところどころ外れてしまいます。
また、土をきちんと裏込めしておかないと、水圧が掛かり漏水が起きます。
結局、水抜いて仕切りなおしを要します。
簡単と思い、そんなことはお構いなしにすると、「なんじゃこれ」というほど、欠陥品になり無駄な手間がかかる。
気を配って、大自然の原理原則を外さないようにすれば、商品は持っていた機能を発揮してくれるのです。
無農薬の自然栽培、めんどくさくて、作るのに苦労する。
誰もやりたがらないが、あえてやってみた。
たいへん。でも、たくさんの事が解ってくる。
百姓ヤッテルだけなのに、農作業やってるだけなはずなのに、生命の不思議にドンドン近づいているような気がします。
イネやトマトを病気にしないために、どうすればよいか?
10年もやってると、10年ネット検索、本のおさらいやってると、真実が近づいてくる。
動物を病気にしないようにする要点も解ってくる。ヒトもまた同じ。
最初は80歳まで現役が目標だった、今は100歳現役が見えてきました。
運が良く、このまま狭き門をくぐり続ければ、100歳過ぎても、も可能なような気がします。
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