無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

火曜日, 7月 05, 2016

人生は糾える荒縄の如し

夕べは、思いっ切り自慢話を書きましたが、
自由業とは、誰もワタシラ家族の生活を心配してくれない。ことなのです。

26歳の時スピンアウトして、転職一年後に会社の社長が夜逃げして、手伝ったのが災いして失業してからずーっと40年間、自分の生活は自分で切り開いてきました。

時々、「仕事が来なかったら、明日からは浮浪者かしら?どうなるのだろう。」という、不安を心のどこかに潜めながら生きてきました。
土地家屋調査士として独立して数年は、結果として、子供の教育には目が行かないほど、ひたすらにがむしゃらに生きていたのだと思います。

しばらく、不安のない自分勝手な、所謂自由業をやってました。
全ては、地域のお客様のご親切のおかげで生きてきてのに、罰当たりだったのかもしれません。

10年前、実家に戻って百姓を継ぎまして、大きな投資を行っています。
農家としての稼ぎは雀の涙で、収支は全くとれていませんが、借りた他人の田んぼを、自然豊かな良い田に改田すること。
自然栽培米の方法を実験して、失敗から成功の方程式を導き出すことが、バランスシート上の投資を資産に代える効果を生んでいます。

田んぼの不陸を直すこと。掛けた手間と軽油代が、田んぼの雑草を未来永劫生えなくしてくれますので、投資効果は自然田というおまけも呼んでくれて、自然米は健康と美味しさの競争力になって返ってきます。


田んぼの土手にびっしりと生えてくる畦草の力強さを、草はどのようにして生命を取り込んだのか?と考察してググッたり本を買って読むと、学校では絶対教えてくれなかった斬新な知識に溢れて解明が出来、植物の持つ生命の奇跡に感動します。

生命の起源。動物と植物の違い。輪廻転生のほんとうの意味。ALA。.酵素。糖化の意味。生命化学。自然科学。病気の克服。経済。シュンペーター。イノベーション。日本酒の醸造。ワインの科学。売り方。生き方。

自然の営みにふれる。学び、自分で実験を繰り返す。どんなラボより研究室だ。と、心底思います。

すべて、「自分の食べるものは自分で創りだす。」
ただ作るのではなく、

「自然の理論に従って創りだす。」ことを知る。このことが今までと違いました。

全てから自由になる第一歩だと思います。