無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

木曜日, 5月 19, 2016

古代の稲作

古代の稲作は、どのようだったのか?
「禾」 の文字は、ノギと呼び、稲の穂の先の「芒」(ぼう=ノギ)の代表されるように、イネ科の植物のことで、禾偏で表される、イネ科の穀物のことです。

稲作の最初は、暖かい地方でしたので、種を蒔いておくと、落ちたタネが来年になって、芽を出してイネになる。

軽い籾種のヒエやアワは、水中で発芽する時には深水だと、根が出る前に葉の浮力で浮かんでしまいます。
重い籾種が、自然と選ばれて、お米が栽培されるようになったのだと、ワタシは考えています。

便利な鍬や鋤の発明は、江戸時代の後期になるまで期待できず、一番簡単な田んぼ作りは、深水にすること、通年に水を張っていたことなどが考えられます。

それ故に、必然的に選別されてきたのだと思います。

「稲」 の文字をよく見ると、禾偏に手と旧が見えます。

直播だった旧来のイネつくりに、手を加えて改良してきた経緯でできた、良い種籾が「稲」だったのでしょう。

「和」 (ワ=なごみ)ご飯を食べられることは、平和に繋がっていきますが、昨今の事情は、平和を口にすることは、危険な思想になってしまいました。嘆かわしいことです。

「利」 イネに刀を入れて収奪すること。 利益というのは、奪われるものからすれば、危険なものだったことが判ります。

「穂」 大きな穂が付けば、それは天の恵み。

「穫」 収穫の楽しみは、一年の汗の結晶ですので、天候に恵まれての収穫はお祭です。

禾の付いた文字には、ほとんど稲作の結果が現れています。

私の名前は、和美 「美」は羊が大きいという意味で、和は長江より南の稲作民族のシアワセの形態、美は北方の放牧民族のシアワセの形態。

それぞれ、おめでたい名前なのです。手前味噌でした。