無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

木曜日, 4月 21, 2016

土台が腐りかけてる家

我が国は、土台が腐れかけている家の様相を呈している。

その、基礎の原因は、人事にあると思う。

企業や自治体の人事を掌握する者が、覇権を唱えるには、実力の無いと自認しているのを、取り立てる処に工夫がある。

才能のあるやつを抜擢しても己の実力だと思うから感謝しないが、その任に欠けたることを知ってるのを採用すると、人事に感謝してイエスマンになる。
あとは、折にふれてアドバイスなり、強権を振るえば、カリスマのワンマン体制が敷ける。

組織論はひとえに権限の移譲なのである。

本当にうまく動かすには、能のあるのを見出して権限を移譲して、問題が有った時だけ責任を負うことをするだけでできる。

しかしそうでない組織に問題が起きると、任せられた経験がないので組織はうまく動けない。

T芝もSニーもSープも3菱も、N国も本県もおなじニオイがする。


本当は簡単だ。「全て任せるから、なんかあったら俺が責任を取る。」「消費者のため、市民のためになると思うことは、全てやれ。」というだけで、良いのである。

土台を直すのではない。基礎を打ち直す必要がある。

昭和40年50年代の三菱自工では、車体のボデイの板金製品の検査で、ノギスで板厚を測り、規定板厚以下は全て失格だった。
多少の形の歪みは問題でなく、板がしっかりしているかが重要だった。

理由は、「丈夫で安全」それが三菱だった。
かつらエンジンは、現場でバラして直せる。但し丈夫であること。だった。

新幹線に乗ってみると、窓が異常に小さいと思いませんか?脱線して反転なんか考えられないけど、乗客のいのちを護る考えが設計思想にあるからです。
乗合バスはどうか?まずひっくり返ることなど考えられないし前例もないが、窓枠は桟によって頑丈に作られている。

先の軽井沢の自動車事故はどうか?まさにこの会社のバスで、4mのガラスの窓が素晴らしい。
景観を重視して安全をないがしろにしている、代表的な例だ。

観光バスの転落事故は、いくらでも例があるというのに、転覆時に乗客を護る思想が見えてこない。

何故か?問われないからであろう。

バス運行会社の管理だけでは防ぎようがない。
シートベルトを締めていても今回の転覆では防ぎようがない。
乗客が死に至った直接の要因を、組織が外してなかったことにしてしまう。


基礎の処に日本の問題が潜んでいるのだと思う。

日本はすでに三流国に転落している。

武士道の矜持・道徳や哲学を根底から学び直すこと。
学んで己の襟を糺してから、教育をすることではないかと、思うこの頃である。