無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

日曜日, 9月 11, 2016

完全無農薬のキモ。

完全無農薬の米つくり・野菜つくり・果樹つくりのキモ。
1.金欲との決別なる鋼の心臓あること。
 農家にとって重要な事は、どうも反あたり収量=10aあたりいくら稼げるのか?8俵から10俵も穫ることできれば、もうその方は英雄、これではいくら待っても、日本の農業に夜明けは来ない。
 大事なことは、お客様に如何に「安全な食を届けることができるか?」なのだ、従って、完全無農薬でなければならないことは、論を待つまでもない。
 しかし、従業員が居たり、100俵以上生産する農家は、基本的に欲張り、金にでもならない限り、こんな下積みの仕事やりたがらない。
 だから、論に無理がある。ワタシが見ている限り、真っ当な大農家は皆無である。
2.農業+Xの、Xに時間と金と心に余裕。
 日本の現状で、安全な食品に販路はない。
自ら売るチカラがなければ、作っても仕方ない。また、1年目で無農薬が成功する由もないので、開発に数年を要する。
 そんなことをできる者は、限られている。
ワタシは幸い、いい職業の+Xと、理解ある顧客に恵まれているからできること。
 言ってしまった。「夏は自然農の百姓をやりますので、仕事は冬にください。」そうしたら、11月に「終わりましたか、働いてください。」と、電話がほうぼうから来た。
 有り難い、全く以て有り難い事です。で、ワタシの口癖「ありがとうございます。」
3.矜持
 何故こんな困難な生き方をしているのか?
 己が生きた証を残したい。自分の力で「人類の食の悩み健康の悩みを解決する」とっかかりが出来るだけでも、生きたかいがあり、「国の金使って高専に学んだのに、関係ない仕事して。」という地域の皆様に申し開きをして死ぬのだ。
 だから、ただ自然農をしていてはダメで、理論で武装して、 
『自然農が農業の現場でも理想的で、食や健康の面でも素晴らしく、多くの人が老後を心豊かに、からだ健康で、病院や介護の世話にならずに、自宅でポックリ死ねるように。』
 誰でもが自然農ができるようにする決意なのです。