無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

木曜日, 9月 08, 2016

自然農講座(基本形3)光合成のしくみ

光合成です。

葉緑素の生成には、マグネシウムの酸化の式が使われていて納得でしたが、驚いたことに今度は光合成では、マグネシウムの還元の式が出てくるじゃありませんか!

さあ、マグネシウムの還元の式を見てみましょう。

CO2 + 2Mg → C + 2Mg  なのです。 
 
コイツを青の太陽光、化学変化のスペクトルです。


ブドウ糖は炭水化物すなわち、炭素と水素の化合物、まずハースの構造式を構成する5個の炭素と1個の酸素を、それぞれ作り出す必要があり、そいつを触媒するのが、葉緑素のMgの存在だったとは!自然てぇ凄いですね。

炭酸ガスのCとO2を青い光とマグネシウム2Mgを使って、知恵の輪のように解いてしまう、ここに還元式が、あぁ中学の理科なのだ。

自然農にとって重要なのは、ここから、

もう少し後で出てくるが、植物は光合成のブドウ糖さえあれば、成長はできる。
つまり、大気中の炭酸ガスと水だけで、山の木が育つ所以だ。

有史以来、大自然は炭鉱床を構築できるほど、緑を育て炭素固定をしてきた。その原理がここに凝縮しています。

そして、肥料として重要なのは、マグネシウムだったのです。
何処にあるのか?大地なのです。そしてまた、少し前に生きていた青い葉っぱすなわち葉緑素の痕跡。
去年より前の昔の植物の堆積物=堆肥だったり枯れ葉だったり。

そういうものがあれば、植物は育つのです。
5-ALAも植物の痕跡から、マグネシウムは苦い土、化学肥料のMgでも良いようですが、化学肥料のMgは不純物だらけ、商品添加物のMgなんてのを使ってるヒトもいます。

まだ、窒素肥料の出番はありません。リン酸PもカリウムKも座敷は掛かりません。