無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

木曜日, 9月 01, 2016

玄米の効能

白米にして食べると、デンプンを糖に消化するのですが、その時消化酵素がたくさん使われます。
お年を召されると、からだが蓄えている酵素の総量に減少が見られるので、そのあと糖をからだが利用できる形に消化させていくのですが、糖化するために酵素を使いきってしまうので、そいつがままならず、また運動を多くしないことからも、エネルギーとして余ってしまい。
結果として血液中に糖分として残って、血糖値が上がることになったり、余った糖分はこれまた酵素を使って脂肪に変換されて、内臓の周りに蓄積することになります。
このような時、玄米を食べていると、お米そのものには発芽せるためにタネのデンプンを全部ブドウ糖に変え得るだけの酵素は含まれていて、消化時に必要な酵素を身体から減らすことをせずに、むしろ酵素を蓄えるようなバランスになります。
さらに玄米の果皮にはミネラルが多く含まれているので、身体に優しい食事方法です。
ただし、玄米をそのまま炊くと、皮が硬いので思うように炊けずに、効果が薄れてしまう場合があります。
その昔、長岡勝弥医師が酵素の炊き方を開拓して、世に残してお亡くなりになりました。それが「長岡式酵素玄米」です。
玄米を常温で浸種すると、2時間位から発芽の準備を初めて、GABAすなわちガンマー・アミノ・ブタン・酸、頭文字を取ってGABAという酵素活動が活発化した反応が現れます。4時間もするとこの活動が激しくなり、玄米が活きてきたことを表しています。
GABAは、匂い的にはブタン酸=酪酸=けだものの匂い、なので、若い男女の脳の活動を活性化させる効能があり、からだをして若返させる効能が知られています。
恐竜と哺乳類の違いは、酵素を血液中に取り込んでいることなので、活性化した酵素を食べることは、当初のケダモノに近づくことに通じ、自然の健康を得ることになります。
医学的にそこに気づかれた長岡先生は、世に酵素玄米を残されたのだと思います。
長岡式酵素玄米とは、自然栽培の玄米4合に、自然栽培の小豆または黒大豆を30g位混ぜて、少しゆすいで、ステンレスボールに入れて、ミネラル水=自然水を同量と海製塩をスプーン一杯くらい入れて泡立て器で数分かき回して、玄米の表面に傷をつけます。
それを、圧力炊飯器にいれて所定の水量まで自然水を追加して、GABAモードまたは酵素モードまたは発芽モードで炊きますと、数時間後においしく炊きあがります。
常温で2時間以上置きますとCABAの発生が激しくなるので、その状態で炊くことで酵素玄米となります。
長岡式酵素玄米は、軟らかくて白米と同じように食べられます。
炊飯器を保温にして温度設定を72℃にして、炊きあがりにかき回して保温を3日続けると、不思議な事に発酵が進んで、もっちりとしてきて、むしろ白米よりおいしくなって、誰でもが抵抗なくたべられます。
ここで紹介した炊き方は、長岡式を簡素化したものですが、「太陽の家」での方法が本物です。手順が決まっていますので、万人向けではないかもしれませんが、さすがに本家の矜持があります。
玄米食で気を付けなければいけないのは、玄米の果皮には酵素の活性化を支援するミネラルを多く含む性質から、田んぼに撒いた除草剤や化学肥料・農薬や殺虫剤の成分を多く含んでいる恐れがある米だと、人体に影響がでて危険なことになった方おられて、ソレが「玄米が怖い」説になっているのが残念です。
玄米食は、つい戦前まで日本人の食卓に上がっていた、むしろ強壮の食で、何日も休まずに伝えられた飛脚や、60kgの俵を何俵も担いでいた普通のおじさんおばさんの驚くべき原動力なのです。
ワタシは、玄米食10年ですが、若かった頃の弱体を克服して、12時間位運転を続けても、僅かな休憩だけで疲れを感じること無いからだになり、結構きつい自然農業に向かう原動力になっています。
恐ろしいのは由来の分からない化学物質の混入ですので、食べ物に何が含まれているのか?よく調べて安全な食品を求める姿勢が必要だと思います。