自然に生きる
その昔、欧州では肥料は、動物の死骸の堆積層や海の堆積層が化石となっていた鉱石を、リン鉱石とかカリ鉱石といって、輸入して使っていました。
チリ鉱石は窒素ですので、窒素・リン・カリが肥料の代名詞だったのでしょう。
リービッヒが1850年ころ、それを化学物質で置き換えることを研究して、N・P・Kの思想ができました。日本では大塩平八郎が大砲をぶっ放した頃です。
ネットで「窒素固定」と入れて、画像検索してみると判りますが、150年経っても、まだその現場を誰も観たことがありません。
空想の化学です。
本当かどうかが疑問の150年も前の理論が、大手を振って農業の現場ではまかり通っています。
PとKに至っては、透析患者になると医者が「リンとカリのない食べ物を」と言います。化学物質のP・Kは、植物は育っても、多く摂り過ぎるとヒトの腎臓では分離できずに、血液中に残ってしまう恐ろしい物質なのです。
戦前では硝安が肥料でした。火薬工場で造れたからです。戦後は鉄の生産現場で硫安が採れますので、硫安に変わりました。前者は硝酸とアンモニアが窒素の化合物ですが、後者は半分が窒素の化合物で、ご都合主義なのです。
趣味の領域になりますが、そんなものを使わなくても、身近にある枯れ葉や雑草が化学肥料の代わりになって、おいしい野菜ができます。
それだけを食べていると、何故か元気になって長生きができます。
活き活きと長生きができるのが実感できるのは、年金生活者になってからですので、一部の貧乏のヒト向けですが、国民年金の数万円の支給者など向けに、そうした農法によるおかずやお米を生産して、生き抜けていく方法があるのです。
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