無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

土曜日, 2月 25, 2017

それはまだ対応するレベルに到達していません。

消費者が農家や食の加工者からしっぺ返しを受けています。
農家が何かして解決できることではないのです。
なぜなら、両者がそのジケンに気づいていないからです。
また、農家が気づいたからといって、消費者がそれに気づいて求めなければ、農家は顧客なき事業に踏み出してしまうことなのです。
ビジネスの基本が、顧客ニーズにあるとすれば、安全の食は、まだずーっと先のビジネスなのです。
何ゆえか?何が悪さをしているのか、誰も気づいていないからで、極僅かな先進の者だけが、現場の惨状からそれに気づいて、己を護るために研究して実践しているに過ぎず、その報告をしようにもステージすら用意されておらず、研究会を開いても僅かなヒトしか気づかずに、ちょうど路上ライブの如き様相を呈しているに過ぎません。

今日、解決の原動力は消費者の側にあることに気づきました。
私は、科学的窒素肥料の過剰が、栽培植物を病気に耐えれれない状態にしてしまい、結果として強い農薬や殺菌剤や神経を阻害する薬品の多用を効き起こして、それを口にした妊婦や幼児が、新しい症状の子どもを生み出す恐れにつながることを危惧しています。
窒素とリン酸とカリウムを多用して、豊かに実った野菜を食べることで、腎臓がリン酸とカリウムを除去できずに、透析患者の予備軍を増やす恐れを心配しています。
抗生物質は殺菌力があると同時に、微生物をも殺してしまったり、複数の抗生物質の摂取による弊害が知られていますが、そうした餌を食べて育ったタンパク質の割合が20%を超えると、ヒトは100%癌に侵されるそうで、逆にその摂取を5%以下に留めておけば、少なくとも癌では死なないことが、アメリカの学者がすごい人数の試験者のもとに証明しています。

このような事実や恐れを、消費者自身が学び賢くなって、健康に留意して医者を頼らなければならない事案を減らし、老後を健康で自立する方策を模索して、医療費や介護費を安全の食に回すよう考え直し、生産者や加工業者を啓蒙し、安全の食を提供することが、農家自身の生活の基本となれるよう行動することが、まず、必要なことのように思います。

生活は必ずしも豊かになれないので、高度な食に掛ける時間も予算も許されてはいないでしょうが、こういうときだからこそ己の身は己で守らねば、懐も身もぜんぶ政府に持っていかれかねません。

少し政治から遠ざかって、健康保険で医療に委ねるのではなく、自分自身が健康になって医療費を不要になるレベルにまで削減する。
やがて来る老後を、充分な最高の介護を希望するのではなく、明日にも来年にも希望を持って生き、己の足でしっかりと立って100歳まで現役で、何か社会の役に立ったまま生き延びて、運良く前向きに倒れて死ぬ覚悟をする事です。

そのことにより、政治の場面がどのように変化しても、消費税が上がって法人税が下がり、庶民の懐はますます寂しくなることが約束されている近未来においても、自給自足の日銭稼ぎは生きていけますので、そうした農民に寄り添うことで共に生きられるのではないだろうか。

そういうところを、まず、学ぶところから始めることが良いのかなと気づきました。