無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

水曜日, 2月 15, 2017

アミノレブリン酸

5-aminolevulinic acid
この構造体の特徴は、O=C とCH2とH2Nです。
H2Nはアミノ基。生命活動の源の酵素の所以です。
O=Cの酸素化合物との結合部を持っていて、いろんなミネラルとの結合ができる仕組みを持っています。
最大の特徴はCH2水素の還元基を持っています。

葉緑素の光合成の仕事をする時に、青い光の化学変化のエネルギーにより、マグネシウムを酸化させて、炭酸ガスを還元させて炭素を分離して、水の水酸基と水素還元基に分け、ブドウ糖を創り出します。
赤い光は温度を与えて反応を活性化させます。

白眉はこれからです。
環境が闇に包まれると、光合成の可逆反応を起こすのです。
酸化マグネシウムを水素の還元基CH2と反応させて、Mgに還元して、翌朝からの光合成に備えるのです。
夜の温度が低いと可逆反応は不活性にて、マグネシウムの還元だけになるはず。

イネの登熟時に夜温が高いと、可逆変化が活性化されて、葉の中に蓄えられていたブドウ糖を元の炭酸ガスと水に戻してしまうので、温暖化した地域の田んぼでは、痩せたお米しか収穫できません。
そこで、登熟時の水管理は深水にして田んぼの温度上昇を防ぎ、夕方3時か4時ころ大量に水を入れて、水温を下げてイネを冷やすことが求められます。
最初は自然の温度変化に沿うことが素直という考えでしたが、ALAの存在と化学式に注目したことで、農業のやり方を正当化することができ、またひとつ賢いコメつくりに近づきましたね。