自然農基本形8 肥料
植物の成長に必要な要素、原料や成長を助ける成分の供給がなければ、成長はしない。
産業界で謂うところの「モノ作り」が、経済の基本だが、実は、ニンゲンは無から有を作り出すことは出来ておらず、溶かしたり削ったり組み立てたりして、形を変えているだけで、創造してはいない。
これまで、それが可能になっているのは、林業と農業だけと言われていたので、喜んでそれに参入してみたのです。
ところが、百姓になって、実際に農業をやってみて、つれづれ考えるに、ニンゲンでも出来ないことを、脳みそもない植物がやってるわけはない。
深く思考すると、植物も組み立てをしているだけで、無から有を創り出してはおらず、大地や河川や天の雨などによって素材と組み手を得て、形を変えていることに気づきました。
一番驚きの素材は、光合成でブドウ糖C6H12O6を創り出す素材、C炭素H水素O酸素は、水に溶けた大気中の二酸化炭素がその一番大きな材料だということです。
「雨後の筍」言葉に代表されるように、雨の中身は、酸素と二酸化炭素がいっぱい詰まった水なので、「雨」が正解。
成長を助ける生命寄与因子、ALAが葉緑素になり、酵素は葉の堆積液だとか、元植物だった名残の素材やら、動物の尿などを大地から供給を受け、生物としての活動を始めます。
種のデンプン・葉や茎のセルロースのそもそもの材料、ブドウ糖は葉緑素の光合成の助けにより、葉の中で自らが生産します。
肥料という概念を、軌道修正してほしいと思います。
動物の尿が素晴らしい肥料になります。成分は赤血球に含まれるALAで、その昔お袋の実家に行くと、上流からそういう水が流れていて、流域ではイネの大豊作、全く肥料無しで、倒伏のイネが育っていました。それもこうした思考の原体験であり、証明でもあります。
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