自然農基本形9(その3) リン鉱石とカリ鉱石
リン鉱石のサイト;Wikipediaより
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E9%89%B1%E7%9F%B3
昔、ユーロッパでは、農地が疲弊してしまったので、肥料としてリン鉱石、今のグアノ、動物のフンなどの堆積層を輸入して、使っていました。
肥料としては、糞尿の乾燥版なので、優れた効果があったと思います。
現代では リン酸の鉱石も含めて、リン鉱石と呼んでいるようなので、趣が違っているように感じます。
1840年にリービッヒが、動物の骨に硫酸をかけて、肥料を作ったのです。
それを分析すると、骨の成分としてリン酸カルシウムが多いというわけで、過リン酸石灰Ca3(PO4)2などという物質を創り出して、葉の肥やしとして効果があるという論文を認めてのが始まり。
その後170年の長きに渡り、私達が信じてきた化学肥料の、ありがたきお父さん。
そういう肥料の自作を考えてみると良い。 鹿の骨など集めて硫酸を掛けると、生物機能が再生されてくる、、、、。 ちょっとぉ、オカルトじゃね。
リービッヒ伯爵、有機肥料の父らしい、有機肥料なる概念を見直す必要がありそうですね。
カリ鉱石は、海の堆積物の化石で、これも南米やアフリカなどから輸入していたらしい。
昔、海だったところの泥などの堆積層の中で、七輪の材料に使われる珪藻土層がありますが、その隆起が急激ではなく、静かに隆起して来た地層に、福島県の棚倉町にある棚倉ミネラルなる地層があります。
波打ち際で潮が満ちて珪藻土に染み込み乾燥して、海水のミネラル分が珪藻の微小穴にぎっしり詰まった土の層があり、緑色しています。
酵素や5-ALAの必須アミノ酸が活動するには、植物ができる部位により、それぞれ必要なミネラルがあって、その機能が完結するとの考え方です。
酵素の誕生が海だったので、海水の成分を使って酵素活動がなされるとすれば、理にかなった論法です。
また、海水そのものが、当初は真水だったが、生物が誕生してその死骸や枯れ葉が流れ溜まって塩水になったとの、海水起源を紐解けば、海のミネラルとは、植物の必須ミネラルであることに納得がいきます。
酵素活動なる概念は近代の生物科学の考え方なので、その昔は考えられなかったのです。
「ベネセットの桶」なる思想も、酵素を活性させる要因と、考え直して応用すると如何でしょうか。
まだ、蒸気機関車が走っていたような昔の理論をそのまま現代に語るのは、リニア時代の若者が、スマホから取り出す理論としては、いささか乱暴ではないだろうか。
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