歴史学の地図のデータベース
歴史を考える時に、地図が重要になります。
紀元何年頃、事件のあった都市は?都からどのようにして何日で、何処通って?その場所にどのようなヒトが住んでいて、何戸位だと、その事件が妥当なの?
年号や時代に拠って、道の位置も違い、国境も峠も海岸線も違う。都市の名も時代に拠って、異なってしまうのですが、残っている文献はだいたい書物なので、位置が不明になります。
都市の位置や規模は、最初は数戸から始まって、数百戸数全戸と広がって、位置も移動しているかもしれません。そうしたことが、その故郷ごとに調べられて、地理情報システムに登録して、全国や全世界を、時系列で書き出して見る事ができるようにすることで、より真実に近づけることが出来ます。
歴史学を目指す者たちは、そうした仕組み創りも、自前で整えていく必要があると、感じています。
地図が時代によって全く違ったように「動いている」という、センスが必要なのです。
ワタシの頭の中には、「地図は時間に拠って変化するもの」という概念がありますので、時代の古書を読むときに、大地の形は不変なままですが、異なった位置や拡大する都市の形を、年度によって変化させて、繰り広るので、既存の解釈と異なっても、現地には合致した考察になっていきます。
このシステムを、東工大の角本教授が発明して、京大防災研の畑山教授・名城大の吉川教授・秋田県大の浅野准教授らが、地震防災の面で開発を促進しています。
我が、長野高専のOBである、田玉氏と中曽根氏は、そのシステムを個人レベルで開発して誰でもが簡単に使えるよう、環境整備に努めています。
歴史の学問の場面で、学生とか研究室にて、導入して減ってんさせて戴けると、嬉しいと思います。
http://www.myexp.jp/
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