21世紀の資本 傾向と対策
資本が蠢いている。資本という妖怪が、。
お金の問題であり、政治体制の問題ではありません。
自由主義社会における資本偏りを糺す処分の問題なのです。
問題の本質は、相続の仕組みによって、資本が増殖してしまう。相続財産のほうが社会の生産や所得の成長率を上回った利益を生み出してしまう現象が続いていることです。
それを是正していかないと、人類の生産や成長の意欲を奪い、それが昂じてテロに発展して、ひいては地球に政治体制が滅亡に向かっていること。
飽くなき利潤の追求が、原発に代表される無責任体制を産み、環境破壊が進んで、大型台風のような地球的天候異変に依る、さらなる環境破壊が進み、いずれ生態系が破壊されてしまうこと。
この2つの破壊に依って、平和な営みが破壊されて、自由主義や資本主義そのものが、危うくなってしまうことが予測されることです。
この破壊は、僅かな資本家の生命の存在をも危うくするものなので、この点でお互いの利害が初めて一致を見るのです。
相続の仕組みを変えること。
外国の処方については、21世紀の資本の中でトマ・ピケティが語っているように、資本と相続に課税することなのでしょう。それは、日本人が関われることではないのと、既に答えが出ているのです。
問題は日本に於いてどのようなすべきか。
日本における資本は、ヨーロッパの資本家と違い、まだ相続を経てないので、時間のスケールが短いので、外国の変化に肩を並べることで、こと済みます。
日本独自では、政治が相続されていることが問題であり、それは一人ひとりの有権者の意識や、代議士に立つ者の意欲に掛かってる。
利権が相続に掛かることで、貧困が加速することに、庶民が気づくことが重要で、その時は近いうちにやってくる。
いま、否応なしに貧困にあえいでいる理由が、資本と政治が相続されている為に、引き起こされていることに気づくだけで良い。
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home