21世紀の資本 トマ・ピケティ著
トマ・ピケティ著「21世紀の資本」大筋を理解しました。
資本の収益率 r>g 産出と所得の成長率
資本主義社会では、必ずこの式が成り立ち、しかもその比は数倍になっていて、第2次大戦後の復興時だけが富の分散に成功しただけで、歴史の中で常にこの式が成り立って居ることを、膨大な調査に依って、明らかにしています。
これに依って、人類がどんなに努力しても、一握りの資本家の資本の前に、人々は膝まづいて居るばかり、わずか0.1%の人が、世界の富の大半を手にしている。
その比率は各国の割合もまた同じで、富の偏重は第1次大戦前の時に比べて、現代はむしろ最悪の状態であり、このまま行くと破滅的な世界が待っている。
それを防ぐには、資本に課税する。しかも世界的な合意に依って、あらゆる資本を発見して、それに課税するようにすることらしい。
私は、この意見に納得する。
しかし、マルクスの資本論と同じように、政治がそれに同調するわけではない。
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