トマ・ピヶティさんが、本当のこと言ってしまい、それがあっという間にベストセラーになって、世界中に翻訳されて広まったので、困る人がいる。 r > g で歴史の真実の理論を暴露されてしまったので、フランスを混乱に陥れようと、演じたのがアレ。
歴史の真実である理由に、千葉市花見川区武石町に武石胤盛なる豪族がいて、長野県上田市武石村に鎌倉時代に城を作ったことが明らかになった。武石村下武石の城下の跡を見ると、桝形など見事に城下町を形成していて、家老らの屋敷跡が伺える。
ここからがキモ、その当時だけの城下であったにもかかわらず、それから800年近く時代が移った今でも、この一角の屋敷は豪華で塀と門に囲まれている。
これが、封建時代を経た、資本の利益率を示す好例であろう。
思い起こせば、私が北回りで東北を車で旅した時、米どころとそうでない漁村などとの対比は、著しいものがあった。
そのような訳で、r > g は、将に21世紀の今日においても、資本主義を代表する式である。
打破するにはどうしたら良いか?
お金のことは、お金では解決できない。当たり前だが、深い言葉である。
資本なき者達は、g すなわち生産手段 を増やすことに専念するより他に手段はない。
資本主義社会において、新しい生産の仕組み(=従来の生産効率を超える新商品又は生産手段)を導き出すこと、シュンペーターさんの言うイノベーションを起こすこと。
このイノベーション(新結合)は、旧g < 新g なので、資本のインセンティーブを誘う。すなわちこれが信用創造である。
かくして新しい産業と投資との関係は、 r = g となる。これが資本のダイナミズムであろう。
起業家は 旧g < 新g を留めなくつくり出すことにより生きられるが、 努力することを中断すると、r > g となり、勢いは資本の側に傾くのであろう。
幸いなことに g を手にする手法を身につけたものは、限りなくイノベーション続けて生きていくことができる。そのようにして、創業者に資本は微笑むのである。
精精努力あるのみ。
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