六次産業化【解説】
昨日は「②需要と供給をつなぐバリューチェーンの構築」のことを書きましたが、コレは目標なので、結果として「こうなるといい」こと、ではどうすればよいかの視点で書かないと、誰もできない。
そういうわけで、解説編です。
そりゃあ、出来るに越したことないけど、普通の農家にコレできない。
「需要における価値の創造」お客様が、銀座のマルシエで農産物を買って、新しい価値を見いだすシーン。
「うーん」ないな。
野菜作って農協に出荷している農家が、銀座に行ってなに出来る?できない。
まず、作ったもの持って、街に出る。あるいは道端で実際に売ってみる。
お客が来たら、話ししてなにを望んでいるか?どんなシーンでこの野菜を使うのか?聞いてみる。
そこで、もうひと押し
「望んでいる食べ方、生き方を質問してみる」難しいけど。
それに対して、新しい種類、新しい作り方、新しい収穫方法などを考えて、それによって
「お客様の人生を変えることが出来るか?」を探っていく。
そのことが可能になったとき、「需要における価値の創造」ができたことになる。
そして、作り手にとって、それが「新しい価値」に繋がるのか?
達成感、喜び、利益などにつながっていくことができ、継続して買っていただけるようになる。
これが 需要と供給をつなぐバリューチェーンの構築 なのであろう、難しいね。
そして次なる課題は
「③需要フロンティアの拡大」
お客様をして、新しい需要を発掘し、それを拡販に持っていく。
「クー。」
国も難しいこと百姓に要求している。分かる人いるのかなあ。
まあ、あまり難しく考えないと、まず買ってくれたお方と、話するんだね、腹割って。
そうすりゃ、見えてくる問題がある。それの解決を真剣に考えて、耕作方の改良とか、品種の改良とか、なにかやってみる。
それをお客様と一緒に、あれこれ意見交換して、痒いところに手を差し伸べる感じで、面倒くさいことを進んでやっていく内に、カイゼンがなって楽にできるようになった頃に、誰もできないことができるようになって、お客様も喜んでくれるようになる。
そんなところが、需要フロンティアの拡大 に通じるのかな。
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