イノベーターの条件(ドラッカー著)
この本を買ったのは、2000年です。
最近は、本棚にある本を、再び読むようになりました。
買った当時は、アメリカの問題を論じているので、時代が追いついていなかったのと、私が幼かった事もあって、名著だることに気づきませんでした。
改めて読んでみると、アメリカの問題がいまの日本にそっくり当てはまり、また、高齢者が経済の中心になって、社会変革の原動力になり得るとの指摘も、他人事ではなく己の置かれている環境と一致しているだけに、深く考えながら読み進めています。
政治に未来を託すことが、もう許されなくなっている社会と経済の問題を書いています。
彼を読むたびに思うのは、マルクスをライバル視していることが、感じ取れます。
困難な時代の羅針盤を自任しているのです。
でも、答えは出していませんので、読者自身が未来を読み解く心つもりを以って、もう一度深読みする必要があります。
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