命をつなぐ食をつくる栽培工学概論 【尿素回路】
生命科学のための基礎化学 の教科書を読んでいます。
尿素回路に興味深いことが書いてありましたので、概略を写します。
酸化的脱アミノ反応でつくられたアンモニアは、細胞に対して毒性がある。肝臓は尿素回路という循環反応を介してアンモニアを毒性のない尿素に変え、除去する。
体内に、尿素を含んだ化合物の代謝産物として生じた窒素のほとんどは、尿として排泄される。
しかし、核酸の加水分解産物として生じるプリンの分解物中に、少量の尿酸もつくられる。
ヒトは、尿酸を水溶性に変換する尿酸オキシダーゼなる酵素を持っていないので、変換できず、腎臓に運ばれて排泄される。
これの排出がうまくいかないと、尿酸が足の関節に蓄積して、痛みとなる。
根本原因を考えるに、肉食の過剰摂取・生の野菜の不足、窒素肥料過多の栽培等が考えられる。
2次的な原因に、腎機能の低下
核酸は、加水分解して窒素を含む有機塩(プリン)五炭糖とリン酸になる。
これを読む限り、透析患者の条件と似ていて、その前触れなのではないか。
中国のことわざに「雪は突然降ってこない、必ず霜柱を踏んでから」というのがあるが、事象をそれだけ、つまり霜柱だけと思わず、雪の前触れと捉える用心深さが必要だ。
対策は、肉食の制限・酵素の摂取だろう。
私論だが、化学肥料を多用した食事の中止すなわち、外食の制限をなし、また腹八分に収める。
腹八分とは、少なく食べることのようだが、食事の前2時間位を空腹に、むしろ減りすぎるくらいでの食事の習慣付けなのではないだろうか。
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