無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

火曜日, 4月 14, 2015

育苗ハウスの鼠対策

ビニールハウスにおけるイネ苗の栽培では、ネズミの被害が重大な問題になっています。
ワタシが今年採用した方法は、ハウスの土の床全面に防草シートのをはること。防草シートは水が溜まるくらいしっかりしたものを選びました。
我が家は標高830mの高齢地なので、床の断熱に一枚、その上に土を薄く引きそこに電熱線を敷設して土をかけ、もう一枚の防草シートをかぶせて、その上に苗箱を置きます。
防草シートの端に1mX100mのハウス裾用にカットされた丈夫なビニールシートを用意して、防草シートの下に20cm位重ねて、残りを上向きにハウスのパイプにところどころ止めました。
このシートをハウスの内側全周に巻いて、出入り口を重ねて鼠が入れないようにしたつもりでした。
この場合、防草シートはしっかりしたものであること、重ねた部分全周には重しとして金属のバーを置きました。出入り口には、ビール箱などを置いて、またいで出入りするようにしています。
効果がありましたが、ワタシは鼠がかじらないように、床下をくぐった鼠は反対側の外に出てしまい。永久に中に入れない仕組みを考えたつもりでした。
どうもそうではなかったようです。 なぜなら、昨年のネズミの穴を塞ぎましたが、新しい穴がなく、そもそもハウスにネズミが入った形跡がないのです。
こうすることにより、苗箱を置いた夜間も昼間も、中の空気が温かく、外側に外壁との中間にある小部屋の空気は、外気の影響で冷たい。そこで中の空気はシートに添って上昇するも、そのまま上昇して外に漏れ下がることはなく、常に上層気流となって天井側から排気されます。
この空気の流れを作ることにより、ハウスの外の地下にいるネスミには、中の臭いを知らせずに済んでいるのではないか。
と、思い至りました。

この原理は、薪ストーブや暖炉の排気筒の仕組みと同じです。
間違ったアイディアでしたが、まさに「予期せぬ成功」例でした。
参考にして戴ければ、幸いです

防草シートを敷かない場合には、ハウスのサイズより1.5mから2mくらい大きなビニールシートを用意して、床全面に張ることにより、内部にポット空間を作ることが出来ます。
その場合には、シートと土の間に新聞紙などを敷いて、ビニールが破れないような工夫をすると、長持ちさせることが出来そうですね。