無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

土曜日, 9月 26, 2015

農業の六次産業化について

六次産業というのは、一次産業の農業や林業漁業のヒトたちに、加工して販売しましょうと語りかけた成功者が言い出しっぺ。1タス2たす3「生産して加工して直接販売するべし。」尤もらしい表現でしたが、コレを可能にできるのはごく一部の恵まれた人なのです。
なぜなら、二次産業の工場であっても、メーカーになれるのは極わずかで、売るのはとても難しい三次産業である販売者でも、逆に一次の生産農家になったり魚業家になったりするのはあり得ないのです。
式が間違っていたのです。1掛ける2掛ける3だったと気付きました。
一次産業、農地を持ってるヒト、漁場を持ってる漁師、山に生きる林業家、どれも新規参入が難しい。すなわち他業種の2次3次から侵入困難の独占状態にあるので、その点では有利にいるのだから其処から出るべきではないのです。
一次産業における2次とは、やり方を変えることを意味します。
実は3次は誰でもやってますが、ビジネスとして位置づけていないので、市場に出したり農協に出荷してるだけで、これを3次と呼ばないだけ。
お客さまのニーズを確認して、ニーズに合わせて野菜なら野菜の作り方や品種を変える事ができると、これまでと違ったルートや価格で新しく商うことが出来ます。
ワタシの場合コメの生産ですが、お客さまの用途に応じて、品種と作り方を変えてお客様にニーズに合ったコメを創り(これが2次)お客様の評判を確保して新しいお客様に紹介しニーズを掴んで変更していく(これが3次)のようにして、「コメつくり」のところは変えないのが、掛け算の六次産業だと気づきました。
そういう意味で、政府の言う六次産業化とか農商工連携というのは、かなり特殊で稀有な成功例ですので、お気をつけあれ。