無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

木曜日, 10月 01, 2015

肥料か?酵素か!

農産物を栽培するにあたり、「肥やしをくれる」という概念があります。

「肥やしが足りない」という概念を考えるに、田圃を見てみると、畦の草を刈らないでおくと背丈ほどの繁みになってしまい、畦を通り歩きもできないほどの草に悩まされるのです。
一方、田んぼの稲の様子はどうか?水草を含めても畦草に比べたら、たわわに稔っても数分の1ほどの勢力にしかなりません。
畦に肥やしを撒く人はいませんが、田圃には肥やしをくれるひとは、ほとんどの農家が行います。

畑もまた同じことで、「肥やし・肥料」と忙しいです。一方、畦には「草・くさ」と刈ることばかりにエネルギーを注いでいます。

すこし「変」だと思いませんか。

光合成では、水と二酸化炭素からブドウ糖が作り出され、それが生物としてのセルロースに変換されますので、空気と水があれば植物は育つことは、理論的に証明されています。

6CO2+12H2O →光→ C6H12O6+6H2O+6O2

C6H12O6 →(-H2O)脱水縮合転移酵素→ (C6H10O5)n

それぞれ数を計算すると、左右が釣り合っていますので、この式の中に肥やしが付け入る隙はありません。

永久機関では無く、触媒として光と酵素が介在していてますので、その活動のエネルギーが大自然から供給されて、この式が動き出すと考えることができます。

それが、所謂「肥やし」に相当するものではないのかな。

干し草の堆肥・リン鉱石 → 酵素と生命官能基の供給
カリ鉱石 → ミネラル → 酵素の補給剤

若し、コレが成り立つのなら、「肥やし」は、酵素の活性化を促すものになるので、そういう素材を提供することで、植物の成長を促すことができます。

化学肥料での特効薬は硫安ですが、自然界での一番の特効薬は、春先の雨と盛夏の夕立です。

其処に何があるか?酸素を多く含んだ水と温度です。

これも、酵素の働きを盛んにする要因ですので、上記のへ理屈を正当化する資料になりえます。

人為的な酵素の活性化の一番は、酵素を供給することで、万田酵素・えひめAI・EM・エンザー・他の酵素剤等々の補給をすると、結構な効果を生みます。


また、化学物質に頼らない酵素活性を高める方法を採用すれば、それだけで植物は元気になって病気を防ぐことがでみます。

ちなみに、植物を病気から護るもう一つの方法は、湿気を排除することで、日当たり・風通しを良くすることが大きいです。

天井だけビニールハウスで覆って、雨が当たらないようにすることは、南米原産のトマトなどには有効的です。
トマトに関しては、移植して暫く元気になるまでは水やりが必要ですが、立ち上げってからは、水やりは厳禁です。それにより、完全無農薬で霜で枯れるまで花咲いて実をつけます。(ウリは天蓋は必要だが、根には水を潅水します。ナスは路地栽培でOK)

手で脇芽を欠いたり、役目を終えた葉を欠いてやり、日当たりと風通しを良くすること。

乾燥させて、植物由来の酸性水と酵素剤を葉面散布すると、葉の表面が丈夫になって病気予防と、繁殖力を旺盛にすることができます。

等々、酵素に関する考察でした。