肥料か?酵素か!
農産物を栽培するにあたり、「肥やしをくれる」という概念があります。
「肥やしが足りない」という概念を考えるに、田圃を見てみると、畦の草を刈らないでおくと背丈ほどの繁みになってしまい、畦を通り歩きもできないほどの草に悩まされるのです。
一方、田んぼの稲の様子はどうか?水草を含めても畦草に比べたら、たわわに稔っても数分の1ほどの勢力にしかなりません。
畦に肥やしを撒く人はいませんが、田圃には肥やしをくれるひとは、ほとんどの農家が行います。
畑もまた同じことで、「肥やし・肥料」と忙しいです。一方、畦には「草・くさ」と刈ることばかりにエネルギーを注いでいます。
すこし「変」だと思いませんか。
光合成では、水と二酸化炭素からブドウ糖が作り出され、それが生物としてのセルロースに変換されますので、空気と水があれば植物は育つことは、理論的に証明されています。
6CO2+12H2O →光→ C6H12O6+6H2O+6O2
C6H12O6 →(-H2O)脱水縮合転移酵素→ (C6H10O5)n
それぞれ数を計算すると、左右が釣り合っていますので、この式の中に肥やしが付け入る隙はありません。
永久機関では無く、触媒として光と酵素が介在していてますので、その活動のエネルギーが大自然から供給されて、この式が動き出すと考えることができます。
それが、所謂「肥やし」に相当するものではないのかな。
干し草の堆肥・リン鉱石 → 酵素と生命官能基の供給
カリ鉱石 → ミネラル → 酵素の補給剤
若し、コレが成り立つのなら、「肥やし」は、酵素の活性化を促すものになるので、そういう素材を提供することで、植物の成長を促すことができます。
化学肥料での特効薬は硫安ですが、自然界での一番の特効薬は、春先の雨と盛夏の夕立です。
其処に何があるか?酸素を多く含んだ水と温度です。
これも、酵素の働きを盛んにする要因ですので、上記のへ理屈を正当化する資料になりえます。
人為的な酵素の活性化の一番は、酵素を供給することで、万田酵素・えひめAI・EM・エンザー・他の酵素剤等々の補給をすると、結構な効果を生みます。
また、化学物質に頼らない酵素活性を高める方法を採用すれば、それだけで植物は元気になって病気を防ぐことがでみます。
ちなみに、植物を病気から護るもう一つの方法は、湿気を排除することで、日当たり・風通しを良くすることが大きいです。
天井だけビニールハウスで覆って、雨が当たらないようにすることは、南米原産のトマトなどには有効的です。
トマトに関しては、移植して暫く元気になるまでは水やりが必要ですが、立ち上げってからは、水やりは厳禁です。それにより、完全無農薬で霜で枯れるまで花咲いて実をつけます。(ウリは天蓋は必要だが、根には水を潅水します。ナスは路地栽培でOK)
手で脇芽を欠いたり、役目を終えた葉を欠いてやり、日当たりと風通しを良くすること。
乾燥させて、植物由来の酸性水と酵素剤を葉面散布すると、葉の表面が丈夫になって病気予防と、繁殖力を旺盛にすることができます。
等々、酵素に関する考察でした。
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