そうだとすると、酵素活性を促するには、陽的なお話は既にお解りかと思いますが、消極的な方向での酵素活性を阻害するものについても考察しなければなりません。
物理的な面と化学的な面
物理的には
植物を拘束して、水の流れを細めてしまう行為、強く縛るとか、一箇所に集めて種を蒔いてしまうこと、他の植物などや同じ植物同士が干渉しあう状態のとき、発育が阻害されます。
たとえば、イネの場合、葉がふれあうと分げつが止まります。根も他の植物の根と触れ合えば、分げつはできないようになります。(コレが田の草の弊害です。)
化学的には
無機質の物質で、タンパク質や炭水化物の官能基と結合できる基を持っている場合の物質が、生命基を保持している組織の官能基と結合すると、変質してその生命体は生きながらえることが出来なくて、病気になったり変質したり死活することが予測されます。
それが、病気だったり、癌だったり、組織の死だったりするのではないでしょうか。
組織の死骸があると、それを餌にする菌もあって、それがカビや腐敗に至るのだと思います。
その臭いを腐敗臭やヒネ香と呼ぶのですが、何故かタンパク質が加水分解してアミノ酸になった時の臭いすなわちGABA臭と似た臭いなのです。
前者はダメな臭いですが、後者は健全な酵素活動の臭いで、小動物には嗅ぎ分けられるのですが、ヒトは難しいようです。
私達は、それを頭脳を以って嗅ぎ分けなければならないと思います。
ちなみにこの酵素活動を阻害する物質を、酵素阻害剤と呼び、私は毛嫌いしています。
主に、石油から作られた物質で、化学肥料に大量に含まれていて、それが病気のもとを作っていると考えています。
また、農薬にも存在している恐れもあります。
除草剤はそれが機能の全てですし、殺虫剤は動物の生命活動を阻害するすなわち、殺傷能力の高い物質です。抗生物質もまた複数が重なると変質して阻害剤になる恐れの有る物質です。
圃場や身体からそうした物質を取り去ることが、健康への第一歩だと私は考えています。
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