無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

月曜日, 11月 02, 2015

農薬は毒ではないか?

『農薬は毒ではない』と、私は斜めから思っています。
基本的に薬だから。
農協も東大の教授も言ってることだし。
1000倍とか2000倍に薄めて散布するだけでから、お米一粒あたりだったらもう計算出来ないくらい薄まってる。

だから、「大した量ではない」と考えています。

輸入ワインの酸化防止剤も毒ではない。ただ、悪酔いするだけです。
ほんのちょっと、一滴二滴入ってるだけですよね。二日酔いなんて汗かいてれば治ります。

「塩素」に至っては、日本では水道水に入れることが義務つけられています。

しかも、その塩素の効能はスゴイ。ほんのちょっぴ入ってるだけで、大概の病原菌は死滅してしまうし繁殖できない。
だから、日本では塩素消毒してない水道水は配給禁止なのです。

逆から見ると、病原菌にしてみると、塩素は怖い、ほんのちょっとの量で死滅させられる。

病原菌はかなりの弱虫。

思い起こせば、農薬散布時もかなり薄まってる。
弱酸性だったり弱アルカリの水溶液で、ほとんどの疫病はコロリといっちゃう。

そんな、病原菌に対して、人間の内臓とかの菌や酵素はどうなんだろうか?
かなり抵抗力はあるのだろうか?

疫病には強い、希薄液を食べたり飲んだりして、大丈夫なんだろうか?
大丈夫だから、3000年もお薬無しで、子孫を残して来たんだ。

でも、その昔、今みたいなお薬、有ったんだろうか?

あれ、なんか変だな。

冗談はさておき、農薬は病害の菌やウィルスを殺すために、やむなく撒く少量の毒だと考えています。

でも農薬では病気を治すのではない。消毒、すなわち病原菌を殺してる希釈された少量の毒が、農薬です。


問題は、農薬を必要とする環境。つまり、そのままの状態だと病気やカビがはびこってしまう田圃や畑の状態にあるのだと、私は思います。

ナゼ、自然の状態だと病気にならないで子孫を継続してこれたものが、近代だと突然病気になってしまうのか?

1. 化学肥料が大量に投入されている恐れがある。

20・20・20という配合肥料、窒素が20%リンカリそれぞれ20%、残りは不純物40%要らない化学物質なのです。
窒素は窒素酸化物の状態で存在したりして、PもKも本当は不要な成分。
ならば、殆どが不要物。

量で言うと、1000㎡あたり、除草剤が1kgとすると、化学肥料は100kg位、半分としても50倍の量が入ってる。若し農薬に害があるとすれば、50倍の化学物質は如何なものか。

窒素はアンモニアの状態で入ってると、揮発するので虫が寄ってきて、それを嫌って農民は殺虫剤を撒く。いくら撒いても1kg程度だろう。

結果1000㎡あたり、肥料100kg入ってるとすれば、困った化学物質が50kg入ってることになる。コレが酵素阻害剤。

そのせいで、酵素が死に、成長が阻害される。酵素の死骸にウィルスやカビが生える。それを農民は病気と判断し、消毒をする。

だいたいの篤農家は、きちんと肥料計算して、症状が出る前に予防で、農薬を定期的に散布する。故に病気は発見されずに篤農家。病気は未然に予防して綺麗な野菜を作ってる。

農協の指導が行き届いているところが産地。集団の品質管理手法が徹底してる物が市場に出て、お店に並ぶのです。

2. 農薬があると密集して作れる。

病気を予防できると、生産性つまり反収、1000㎡あたりの収量、すなわち利益率を欲するようになる。
当然のことであり徐々に適量を割り出し密集栽培になるが、そこは防除という神の手があるので、成功する。

そのようにして、農家は生き抜いて行くのです。