「正義」とは何か。
先日Sさんに”「正義」とは何か。”とのお題をいただいたので、己のページで考察することにしました。
ワタシは、「己が正しいと信じた道を生きる、おとこの義である」と回答しましたが、何故か。
そういう職業があるのです。
土地家屋調査士といいまして、土地の登記をするために、人々と折り合いをつけて、登記できる境界線を定め、決まった境界点に永久に残る境界標を埋設して、測量して法務局に登記する仕事をしています。
所謂、登記代理人です。
代理人は、弁護士のように「依頼人の利益を追求して代弁する」のが常です。
しかしその時、土地家屋調査士は、依頼人だけでなく隣地の地主の利益も慮り、法務局に備えられている地番に対する地図の、公法上の存在位置を「推測して現地に展開し、ここが正しい位置である」と指し示して、両者の利益を共に満足させるという、不思議な裁定を行います。
通常、費用は片方の依頼人だけが払うのですが、資本主義の日本において、支払いのなかった相手の利益も当然のように考慮して、立会人全員の信頼を勝ち得ることにより、依頼人の支払う意欲を促し糧を得ている。
という特異な職人集団です。
ワタシは、その職人に最初になった時、その職人の心意義に感激したものです。
日本には、そんなおとこ(女性も居ます)が1万人余居ます。
その職人が、ブルーベリーを育ててジャムを作ったり、自然田でお米を作ったりすることになりました。
「お客様に安全の食を提供する。」このことを追求することに、誇りを抱いて夜には勉強して、昼には実践の日々を重ねて、「安全の食」を追い求めている所以です。
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