無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

木曜日, 12月 24, 2015

市場主義からシュンペーターの資本主義へ

資本主義の終焉が予言されてから久しい。

マルクスに依って、それは社会主義に取って代わると謂われて、マルクス経済学がマルクス政治学に衣替えされて、レーニンに依ってソビエト社会主義共和国連邦として、社会実験が為されたが、自分から崩壊してしまった。

世界は繰り返す。
予言の世界で語られたことは、人々の思想に影響を与え、人々はその中で思考して、思考はやがて行動に現れてくるので、結果としてこの手の予言は実現に至るのである。

シュンペーターは、資本主義の原動力がイノベーションであると、紐解いた。

【イノベーション】 新しい商品によって、新しい生き方が提示され、人々はそれを手にすることにより、これまで無かった幸せな人生を始めることができる。
そうした商品を作り出す仕組みに、人々は資本を与える事によって、社会がスタートする。
コレが信用創造であり、資本主義の主義たる所以である。

in nova ation 入る 新しくする 活動を継続する ことである。ラテン語だそうな。

【入る】 異なるところへ、異なる者が「入る」ことを意味している。つまり、既存の組織”だけ”ではダメなのである。(それはすでに判っているところまで到来している訳だ)
”異なる”にも意味がある。似たようなところへ代わり映えのしないものが入った処で、何も変化は起きないのは当然。

「異分子」でなければならない。

【異分子】 ワタシがそうなので、全く良く解るわけだが、人々は異分子の介入をひどく拒む。

資本主義を復興させようとするには、目をつむらなければならない。
さもなければ、現在置かれている状況を、全く”ひどい”状況にまで、落とし込まないと(陥れるではない)わからないかもしれないので、世相はそのような状態を(無意識のうちに)望んでいるのかもしれない

ともあれ、”再び昇ろう”と心がける者は、異分子を探しだして、受け入れなければ上昇は無いと心に刻むべきであろう。

【異分子を受け入れる】 例えば商敵だったり、全く違う価値観の者が持つ「不満」や「改善案」を受け入れると、これがいわば精子となって卵子が分裂を始めるように、新しい価値観を提供できる商品が誕生する。

nova である。
「新しくする」なるのでもなく”する”のである。ノバは英語を学ぶことだけではないようだ。
つわり、もある、それに耐えるのだ。耐えて工夫して創りださねばならない。

【信用創造】 自己資本である必要はない。
他者からの借り入れによる資本の調達が、開始の条件になる。

【ation】 よく知った言葉ではPDCAである。計画して試してみる。
チェックして改善を行い行動に移す。これをくるくる回す。という意味を表しているラテン語である。


シュンペーターさん30歳の結論。素晴らしい。
何の事ないスケコマシの論理だったりする。だから、モテる奴は成功する所以である。


コレは、マルクス亡き後の二つの分岐点のひとつなのであり、政治的革命のほうが上手く行かなかった歴史を学べた私たちは、もう一つの選択肢を試さずして、生き残る道は在るだろうか。

レーニンが教えてくれた教訓は、「政治学」では「幸せになれない」ことではないだろうか、「経済学」をシッカリ学んで、幸せを探すべく「行動に移す」ことができれば「幸せになれる」かもしれない。

【入る】 の意味。 入れるのではない入るのだ。
「受け入れる」「受け入れられる」の関係を構築しなければならない。異分子を放棄してもならない。異分子をじぞくしたまま受け入れられるべく、異分子を自覚したまま受け入れるべく、努力した結果に素晴らしい輝きが待っている。

このまま何もしないと市場主義に蹂躙されてしまい、軍国主義にもなりかねない。
経済と政治が似通っている所以である。


【参議選】 異分子が異分子を受け入れて、選挙区にひとりの異分子の「みんな」を作り出せば、資本主義や自由主義は守れるのかもしれない。