資本主義の終焉 もう一つの道
企業がイノベーションを繰り返していないと、資本主義は終わってしまう。
戦争や原発の爆発に依ってリセットを余儀なくされた場合、復興はとてつもなく悲惨なことになる。
兎に角、フクシマのメルトダウンした燃料を回収するか、閉じ込めることを平和のうちにやっておかねば。
シュンペーター亡き後の予言は、経済学の本によれば、フランソワ・ペルーさん(フランス経済研究所の元所長さん)「奉仕と参加の社会」(原文では贈与と参加となっています)
【奉仕と参加の社会】 古き日本を髣髴とさせる社会構造ではありませんか。
田舎に生まれ、田舎で暮らしているワタシには理解できます。
【租庸調】 租は稲束を揃えるさま、でお米で払う年貢のことです。
庸とは、傭兵の言葉で解るように身体出払う税金で、社会資本を構築する出動のことです。
破壊しに行く戦争への出兵ではなかったのです。
調とは、その地域のコメ以外の特産物を天皇家にお届けするもので、京都にはまんべんなく届いたことと、日本という国家を治めるには、うってつけの調査でも有ったのでしょう。
【古代資本主義】 縄文の狩猟とか山菜を刈る原始社会に、(私論)越から後の天皇一族が、漁撈稲作農民を載せて船で、瀬戸内や有明海にやってきた。
浜で魚をとって、平野の入り口の水路を横に引いて、縦に水田を整えた屯田を開始して、弥生時代が始まり、あっという間に古墳時代に至る文明を開花させ、それが律令時代の幕開け、原始資本主義だと思います。
お他人様の荒れ果てた田んぼを借り、良田に直しているワタシが思うに、このことは資本の形成に他なりません。
屯田兵はやがて農民に、子どもはまた傭兵となって、上流の開墾に赴く、田んぼが天子様のものだった所以です。
こういう方法で、天皇家が国税を集め再投資を行ってきたこと,
水田という資本をまず構築した原始資本主義が我が国の根源で、狩猟民族と決定的に違うところです。
彼らを遠く東の国にまで追いやった、漢の騎馬民族の略奪方式に納得できないとする、国を治める矜持がもたらした奇跡だと感じ入ります。
方程式はインカ帝国と同じで、戦うより安上がりで安全に食料が手に入る方式なのですね。
今ある社会資本をまんべんなく使えるように、みんなで整備してみんなで使い、社会資本として利用できるように育てていく。
イノベーションと重ねあわせて機能させるような社会を作っていくことが、古人の知恵に学ぶ賢い方法だと思います。
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