お金のことは、お金では解決できない
マイナス金利とは驚きだ。
アベノミクスが機能してないのにかかわらず、景気高揚感を演出したい思惑なのであろうが、小手先の操作やムードで経済を操作することなど不可能ではないだろうか。
経済状態とは、ある意味お金のこと、『お金のことは、お金では解決できない』という諺があります。
貧乏人のことと思っていましたが、政のことでもあるようですね。
経済政策は、もっと時間を掛けて、お金以外のことで、刺激あるいは底入れしていかないと、本物にはならないでしょうね。
経済の原則、一物一価。
ヒトもモノも世界経済レベルで、最終的には一物一価に向かっていく。
殆どの物が石油と鉱石で造られている以上、原価については既に一物一価だ。
ヒトについてだけ、地域差がまだ在るけど、やがて統一に向かう。
安いには安いなりの訳があり、手抜きや安全の経費の脱落があり、日本では、安全の経費が省かれて、人の命と引き換えになっている。
中国では、それ以前の環境への安全の経費が省かれて、モノが生まれる代わりに、マスクやミネラル水が必要な社会が生み出されていたり、手抜きによって信用を失う事になる。
先進国が気づいたように、やがて後進国でも教訓は生かされて、一物一価に近づいていく。
モノの中身の品質まで統一すれば、既にモノもヒトも一物一価は為されているので、何処で作っても同じことになるので、訳もなく賃金を高くしたり、他国より快適な生活を望んだり実行している国や地域では、このままだとお金は持っていたが仕事が無い状態に陥ることになる。
一物一価の経済が為されたいま、仕事を確保するためには、「作る速度を飛躍的に上げる」「最も高品質のものを作る」「全く違った生き方ができるものを創りだす」ようなことを、国をあげてする以外にない。
しかし、我が国においては、ヒトの一価を貴族と奴隷に分けて、奴隷から収奪することで、経済を成立さる仕組みを創りだしていて、それは将にローマ時代のそれのようではないだろうか。
この時代の完成形を「封建時代」と呼び、多数の奴隷が一部の貴族に蹂躙される時代が、もうすぐそこまでやって来ようとしているのに、お気づきだろうか。
消費税増税は奴隷税であり、法人税減税は貴族へのサービス以外に、適当な言葉が見当たらない。
気づかなければいけない。
朝三暮四 サルに朝食に三個夕食に四個のりんごをあげていた。猿の代表が「もっと欲しい。」ことを飼い主に要求した。飼い主は、では、「朝に四個、夕に三個」にしよう。サルたちは皆喜んだ。
私達は、猿以下になっていはしないだろうか?サル以上になるにはどうすれば良いのか?
イヌであることを止めることころから始める以外にないような気がする。
「飼い主から餌をもらう」このことをやめて、縄文人のように自分で食料を探したり、あるいは弥生人のように作ったりして、飼い主なる貴族から独立した人格を作り出すこと。
出エジプトですね。
貴族になるにはどうしたら良いか?
奴隷同志が手を結び『(庶民に)新しい生き方を提供する』「あたらしい商品」を創って販売することだと思います。
ソニーが創業の精神に倣うことではないでしょうか。
『オウ、これで独り立ちできる。』そんな商品が待たれているような気がします。
歪はここにある
・ TPPという世界規模の貴族主義社会の経済の実現
・ 消費税増税と一部で据え置くことを減税というまやかしによる奴隷税制度の確立
・ 法人税減税という貴族サービス
・ 規制緩和という社会主義体制の歪の二重の歪による安全の軽視や自然破壊
・ 原子力発電という原始的構造の自然破壊のモンスターの野放し
これらを、若し国民が主人公で居たいなら、それぞれが学んで正常な状態を見つけ出して、己の手で実現するのだと決心して実行しないかぎり、ヒトの手に委ねている限り、私たちの幸せは来ないのではないだろうか。
もう、いい加減に目を覚まそうではないか。
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