安全のための人生訓(その9)もうひとつの酵素阻害剤
酵素阻害剤の最たるものは化学物質で、植物においても、動物でも人間でも、良い影響は与えないでしょう。
ですから、化学物質を遠ざけることが、健康への第一歩です。
意外な物質に、ショ糖があります。糖類には、ブドウ糖など単糖類が、酸素で結合した度合いによって、単糖類・2糖類・3糖類・多糖類などに分類されています。
デンプンやセルロースは、単糖が連続的に連なって、長い鎖となっているものです。
多糖類は加水分解により、単糖などに分解できますが、中にはセルロースなど消化が難しいものもあります。
砂糖のおもな成分のショ糖は、2個のブドウ糖が繋がった状態で、水との相性がよく、すぐに分解を始めます。
多糖類は加水分解酵素の応援を受けて、分解を始めるのですが、ショ糖は水があると勝手に分解してしまい、すぐに身体に栄養として届き、余分に入ってきた使われなかった糖分は、真面目な身体の機能により、再利用のため脂肪として蓄えをしてしまいます。
3糖類のオリゴ糖と4糖類の水飴やグルコースなどは、分解酵素を必要とし、かつ時間がかかります。
身体にあって3日以上掛かると、直腸まで運ばれて排出に掛かってしまうので、余分な成分は影響を逃れることができます。
でも、便秘だったりすると、それも吸収されて脂肪として蓄えに回ることも考えられ、便通を快活にすることが、良いスタイルを保持するのに、役立つとも言えると思います。
便通を快活にするには、酵素玄米食により、酵素と繊維を程よくすることからも、効果があると私は自分の体で感じています。
ショ糖の犯罪説を裏付けるもう一つの要因は、日本の砂糖消費が伸びてきた頃、昭和30年台に製糖工場が化学工場のような設備に生まれ変わり、それまでのサトウキビを絞っていた時代の生産量を遥かに凌ぐ生産を達成した時に、もしかして触媒に化学物質を使い始めたのではないかな?という疑問が残ります。
私の、化学物質過敏症の症状が出始めたのが、丁度その頃、親父が甘党で毎日曜にかりんとうや羊羹を作ってくれたので、喜んで食べると月曜には病んでいて、高専の寮に入ったら、ひもじい食生活になり急に元気になりました。
今でも、沖縄の島の素焚糖など出所の明らかなもの以外は、気をつけるようにしていますが、チョコレートなどお菓子を食べる時は要注意で、かなりナーバスになることがありますので、そうした影響を疑っています。
「疑わしきは食べず」です。
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