現代貨幣理論(Modern Monetary Theory、MMT)
現代貨幣理論(Modern Monetary Theory、MMT)をもう少し説明します。
資本主義なので、投資に対し金利を保証しないと、そもそも投資がなされなくなる。その意味でゼロ金利は、駄策だが、陰で国債を発行して、そこには金利を保証している。なぜか?
富を一部に集中することができたので、市中から資本を求めず、「国債を買う」人だけに金利を保障することで、富のさらなる集中に成功した。うるさい奴らは放っておいても、政治が運営できるからである。
国民からの借財ではないので、金利が国内を回らず、国民が貧しくなってデフレが起きると、金利の償還額とデフレに大幅なズレが起きて、恐慌や革命の緒ができる。
そして、民が貧しくなると、魅力的な商品を生む土壌が荒れてしまい、商品が粗雑になる。あるいは、政治が介入して商品を移動できなくなると、その国の通貨を求める者が減る。
「緩やかな、国民への金利の支払いに相当するインフレ」がMMTの成立要件であることを思い出すべきである。
今は、その条件にない。どうするべきか?
経済はおいそれと変えられないし、もうものすごい額の国債は発行済で、今日も明日も発行しなければ破綻してしまう。
そうだ変えられるのは、政治のほうだ。
0 Comments:
コメントを投稿
<< Home