無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

木曜日, 1月 12, 2012

百事如意 全てがうまくいく

無農薬のススメなどと云いながら、最近は調査士をもっぱらにしています。
調査士と云う仕事は、登記の測量なのですが、実は隣人から承諾を貰うのが、コツだったりします。

 私が有り難いことは、いつもそれがとても運良く運ぶことです。

 そのコツは、相手が「よい人」という前提でお話しをさせて頂くことにより、全てが順調に運びます。もっとも、私のお客さまが良い人ばかりなので、結局隣人関係もうまく運んでいて、それが当日、証明されるだけなのかも知れません。

 百事如意 全てがうまく運ぶと言う意味ですが、二宮尊徳さんの教えと聞きます。
出来たこと、して貰ったことに、有り難く感謝して、その恩に報いるようにしていれば、全てのことがうまく運ぶ。と言うことなのだそうです。

 お仕事頂けること、ジャムのご注文があること、きょう生きていること、全てに感謝して、毎日を過ごそうと思います。

木曜日, 1月 05, 2012

自給自足で、消費増税、TPP、食糧危機に備える

 今年からやってくる、消費税増税に対処するには、どうしたらよいか?
それは、衣食住を自給自足することで、まかなおうと思っています。

 私は、お米は自給自足出来ています。野菜もほとんど買うことなくまかなっています。高税に対処するポイントは、買う物を出来るだけ少なくして、自分の労力でまかなうことです。お米は種から蒔けば、一粒から10株まで増やすことが出来るとすると、ひと株200の実として、2000倍になり、それには消費税はかかりません。

 野菜も、種からとんでもない量の食糧が生まれます。種から蒔く農業、化学肥料を使わなければ、これまた消費税、農薬も無関係の、安全安価な無農薬農業ができます。

また、TPPによる農業への打撃は、アメリカの圧力で肥料規制、農薬規制が取り払われるので、大規模農家の農薬漬けの安い農産品だけが市場に残れることになります。
 農業がビックビジネスとなり、小さい農家は皆、出荷農業を止めて自分の食べる物だけ作る自給自足農家となります。

 ビックビジネスの行方は、国際的にも豊かな国に出来た農産物を運ぶようになりますので、工業の勢いのある国に食糧は移動することとなり、日本国内では高止まりでしか、食糧を確保する手段がなくなり、TPPの安価の恩恵は一時だけとなって、「不安な食材が高い」という恐ろしい状況になることが予測されます。

 併せて、世界的には食糧危機が既に来ていますので、世界同時食糧危機となって、その状態に拍車が掛かることになります。
 食糧危機の理由は、天候の不順と灌漑政策の無策による、世界の農地の減少にあり、人口は増えているのに毎年1%の農地が減少しているのです。
 それを救うには、やはりTPPに依るところにしかあらず、国単位で生き残るのか、お金のある人の順に生き残るのかの違いだけです。
 TPPは後者を選ぶ手段で、いずれにしろ「不足を補う手段を選択せざるを得ない」時期に差し掛かっていることだけは確かなようです。


結果として、 
 安心を手にしたかったら、自給自足しか方法がないと、筆者は考えます。

 自給自足の利点は、もしこの仮説が当たらなかったとしても、安全な食糧を自分で作る技術と歓びが手に入ることです。

 私は、55歳までわが家の食糧を自給自足することが出来ていませんでした。幼い頃は専業農家でしたが、貧しかったので、お米は供出して現金に換える必要があり、安い麦で補っていました。

 55歳で、無農薬農業に取り組んでから、お米も何も売れないので、結果として古米になるまで自分で食べる、自給自足が可能になりました。
 そこで得たものは、安心の農業に取り組む生き甲斐と、得た安全の食糧による元気です。

 お金が自由に出来ないので、全ては手作りによって、開墾から作業小屋や工場、事務所やお店まで、土建屋から大工さんまでできるようになっています。
 それは苦労というより、遊びに近い仕事となっていて、結果は充実感として補ってくれます。

 一番大きな成果は、どうも長生きできそうな実感です。
論語の学而編には、60歳にして、耳順う、70歳にして、己の欲するところによりて則を越えず、とありますが、私はこれに80,90,100を加えることが可能になったと思っています。

60にして、朋、遠方より来たりて耳順い、再び学に志す。
70にして、習い、また愉しからず哉。
80にして、己の欲するところによりて則を越えず。
90にして、益々盛ん
100歳にして、己の足にて立ち、まだ往生をことわる。


 私は、この仕組みをみなさんと共有したいと思うようになりました。