無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

金曜日, 12月 30, 2016

行動を!

何故に?世の中が止まってしまったか。

団塊の世代が、行動を起こさないからだ。

その昔、団塊の世代がうごめいていた頃、みんなが家を立て、車を買うべく、一生懸命働いていた。

子どもも育てなければならなかったが、なんとなく生きていられたのだ。
それが内需であり、日本の景気は内需で潤う。
アタリマエのこと。

ところが、何時の頃か、外需を刺激してお金を稼げる者がエライみたいな風潮になって、
「円安がいい。」らしい意見に惑わされて、景気がお金のレートや株の動向が、景気のバロメータになってしまった。

当然、輸出をした企業には、お金が回ってきて、グロスでは好景気だ。

違うんだ。景気を良くするには、内需を刺激せねば、内にいる国民には回ってこない。

誰のせいなのか?

団塊の世代が働かず、買わず、行動を起こさないから、内需にならないのよ。

どうすればいいか?
何もしていないと、やがて病気になったり介護が必要になり、

医療費や介護料により、内需が拡大するが、その費用を負担するのは、政府なので共産主義的経済体制になる。

それでは、ダメなことは歴史が教えている。

対策は、団塊の世代が、行動を起こすこと。

動き回り、健康で長生きすること。
すでにサラリーマンではないので、自分がやりたいことができる。

やりたいことを、どんどん行動に移すこと。

学習して、健康で長活き生きできるようにする。

それには、売ってるもの食べてたらダメになちゃうので、自分で畑耕して自然の野菜食べ、自分たんぼにイネ植えて無農薬のコメ食べる。自分で自然のイケで魚育てて、鶏放し飼いして交尾した卵を食べて、自分の作った豆で味噌や醤油を作って食べてりゃ、放射能だって身体から逃げていく。

庶民ができること。
少しの元手で、健康を自分自身から買うのよ。

日が出たら働いて、日が沈んだら、ワタシが百薬の長作ってあげるから、それ飲んで自分で作った石の風呂で、自分がこなした薪たいて、風呂入って寝るの。

病院も介護も必要なくなる。ある日ぽくんと居なくなる。

グロスでの景気どうかは不明だが、そんなこと関係なくなるよ。

言ってるだけ、書いてるだけ、読んでるだけじゃあ、悪くなるだけ。

行動に移すのよ。

木曜日, 12月 29, 2016

一行は百万言に値する


地蔵堂が姿になりました。
面白いことがありました。1昨日、ミニバックホーで、お堂の礎石を埋めていたら、強面のおじさんが突然車でやって来て。
「何やってるんだ?」と、強い口調。ワタシ内心『ヤベー!』
「地主さんですか?」「いや。」
「このお地蔵さんに屋根かけてあげようと思いまして、この荒れた藪をかたしてるのです。」
「なんだ、そうか。オレはこの先で重機使ってる者だ。」
見ると、確かに大きなユンボが2機鎮座している。
「言ってくれりゃあ、いくらでも貸したのに。」
「そのくらいにしておくと良い。少し経ったら、オレこの先で仕事するから、後はオレがやっておくで、。」
いい人じゃん。
ワタシより二つ年上の重機会社の社長さんでした。
今日、現場に酒2升持ってきてくれた兄さんが教えてくれました。
その時、屋根かけてたら電話。
「そこやってるの宮下さんかね。」
何やってるん。カクカクシカジカ。
「材木ある?」実は地元の材木屋の社長さん。
「本ザネの材木あるで使って!従業員に持たせる。」
やがて、屋根にちょうどいい寸法の板材、社員の方が持参。
そいつで、屋根をふきました。
後は、明日、やはり地元の板金屋さんにお願いして、屋根葺いてもらえることになりました。
良いことは続きます。田舎のヒトは、シッカリ見ておられます。
これでお迎えが来て、あっちに行っても少し待遇が違うような気がしましたね。

地蔵堂:側壁を貼る。
板金屋さんと打ち合わせ、早速、養生シートを貼ってくれた。
地元の名士がいらっしゃった。
「ありがとう。」「後はワシラがやるから。」
「塗装もしよう。」「周りも綺麗にしなければね。」
「お金掛かった分負担するよ。」
『じゃあ、板金屋さんのお願いします。』
 『では、宜しくお願いしたします。』
と、言うわけでトントン拍子に、引き渡し完了。
ありがたいことです。
武石人、いいね。

何故?地蔵堂を建てるに至ったか?
春先に突然、この場所に木製の地蔵さんが出現しました。
地蔵さんは、台座を木杭でカシメられて、針金で雁字搦めにくくられて、その前には大きな倒木が2本、周りは荒れ果てた雑木の藪地、傍らに「ゴミなし地蔵」なる看板が、これまた適当に打たれた杭に針金で結わえてある。
当初、笠を探してきて載せさせていただいたが、今様にJAで売ってる笠は「小さい、いい加減」なもの、とても仏様の雨風をしのげる役に立たないが、ないよりはマシ。
で、地蔵堂を作ろうかと、役場に聞いたら、たらい回しされた挙句、長野県が設置した模様で、ご託宣は「雪降って潰れるようなものでは困る。」正直、頭にきた。
場所も綺麗にしないまま、適当に置いただけ「仏作って魂入れず。」ってこのこと。喧嘩しても、電話で言うだけのは、単なるクレーマー。
梅雨前には収めたかったけれど、百姓が忙しくて出来ませんでした。ようやく、仕事が一段落したので、急ぎ仕上げまして、設置の運びとなりました。
誰も、聞くだけでは想像もできない。
今度は、役場に赴いて、顔見せてきちんと許可とっての挙行。
いざやってみれば、人物は呼ばなくても、やってくる。
「ワタシらがやるべきことだった。」
「教えられた、ありがとう。」
2日で、6名の人物と知り会いました。
現実が全てだと、改めて噛み締めています。
百聞は一見に如かず。
されど、百見は一考に如かず。
そして、百考は一行に如かず。
ことわざも、最後まで理解しないと意味が違ってくる。
結局、一行は百万言に値するのです。
2016年を締め括るに当たり、ふさわしいイベントでした。
来年もまた「叢行」を心がけようと思います。
みなさま、良いお年をお迎えください。

土曜日, 12月 24, 2016

世界を飢えから救おう

なんのために生きるか?
ヒトの役に立って、己が生きた証を残したい。

『 世界を飢えから救いたい。 』

ワタシの食によって、ヒトの命が削られる事があってはならない。

安全の食。パーフェクトに安全である必要がある。

それに向かうけれど、ひとりでは救えないから、方法を開発して伝えることをしよう。

まずはじめは、周りの人を健康で安心させることから。


吉田拓郎さんが言ってた。

「ステージに立つ前に、細部まで詰める。」

「苦しくて疲れるけど、細部がいい加減だと、いいス一テージが出来ない。
4時間のステージに、一ヶ月半掛ける。」

そうだ、俺達は観客じゃあない。演じる側だ。

勉強しなければ、
  考えよう。  いっぱい考えて、
たくさん試してみるんだ。

百聞は一見に如かず。 されど、百見は一考に如かず。 
そして、百考は一行に如かずだ。

ワタシの田んぼには、
草も生えてる、浮草もある。
トンボが居て、蜘蛛もいる。カエルやイモリがたくさんだ。

夜になれば、ホタルが舞ってる。
鴨が来て、田んぼごとに家族を増やしていく。

蘇る生命。蘇える田んぼ。
地域も蘇らせたい。

木曜日, 12月 22, 2016

百姓は考える

生命は何処にあるのか?

動物(ヒト)の場合、赤ん坊に母体からの臍を伝って、生命が与えられて、。
という考えもできるが、植物の場合どうだろう?

1mmにも満たない種でも、春になって水温むと芽を出してくる。
種の生命活動の中で、突然に、根が伸び、緑の芽が育つ。

そこに生命を生み出す仕組みが隠されているのだろうか?

そして、その芽は確実に、たんぽぽはたんぽぽ、スギナはスギナに育つ。

パスツールは、「生命は生み出されない。」ことを証明している。
福岡伸一先生は、ヒトのサイズが1.7m位あるのは、原子の大きさの1億倍の大きさの時に安定するから、霊長類たるヒトはこのサイズで落ち着いているのだそうな。

だとしたら、植物の種に生命を創りだす力はない。

どこから来るのだろう?

昆虫の生き方にヒントがある。

青虫は葉緑素を循環系に取り入れ育ち、蛹になって乾燥して、しかるのちに羽化して成虫になる。

5-アミノレブリン酸(5-ALA)必須アミノ酸でもある。
これが生命の根幹なる因子、あるいは酵素か?

炭素(C)5個、窒素(N)1個のH2が結合して、NH2 アミノ基と
CH2が3個、=O酸素結合子、とCOOHからなる、生命根基の酵素

5-アミノライフアーゼと言うようなフレーズが良いのか。
こいつが8個で囲み、中にMg(マグネシウム)が入ると「葉緑素」
Fe(鉄)が入ると赤血球(ヘモグロビン)となるのだそうな。

この作用は、後日に譲るとして、葉が冬を迎えると、葉緑素が乾燥して、酵素がカプセル化して土中でお休み、春になって水に溶け種に吸い込まれて、そこに生きる場を確保する。

枯れた葉をヒトが煎じて飲む、カプセル化した酵素にFe2O3が結合して、ヘモグロビンになる。

昆虫は小さいのので、より原因子と近い動きをする。
酵素も、活動期、乾燥により休眠、水と温度で復活。

すなわち輪廻転生により、『生命は蘇る』のである。


イネであったものが、穀物になってMgが外れ、玄米を炊いて食べる。
ヒトの体内で、MgとFeが入れ替わり、ヘモグロビンになる。

役目を終えた5-ALAは、尿から排出されて、台地に戻りカプセル化してFeを外し、Mgを得る。

生命は、活動期と休眠期の両態を持っていて、植物は台地から生命を受け取る。


若しそのようになっているのなら、

人が生を受けて、その最大のミッションは、生命の連鎖を繋ぐこと。

子孫を残してはじめて、己の存在意義を得る。

だがしかし、この理論が真っ当なら、あるいは間違っていたとしても、

『野で、ションベンをする。』

このことが、己の遺伝子を、ダンゴムシだの蟻だの、クローバだのモグサに引き継ぐことになる。

立派に、己の足跡を、大地に刻み込むことが出来たではないか。

なんということだろう、今この瞬間に命尽きたとしても、悔いはないのだ。


しかし、も一つの真実もある。
生命の連鎖は、ワタシが生きている限り、何時から続いているかというと、20億年前に生命が誕生したとすれば、アメーバだった時、魚だった時、陸に上がってネズミだった時、猿だった時を経て、今日まで生命の鎖は、いっときも途切れず、また途中で誕生することもなく、営々と繋がっている生命であることもまた、まごうことなき真実なのだから、ワタシもあなたも選ばれし者なのである。

同じことは、路傍の雑草にも言える。そこに生えている限り、生命の連鎖を20億年重ねた結果なのである。

いま、貴方が畑の雑草の一つを摘んで、石の上に置いた瞬間、その草の20億年の歴史が完全に途絶えるのである。

田んぼの虫けらもカメムシも、はたまた、ヒエであれコナギとて同じこと。
殺せば、20億年の連鎖を断ち切るのは、あなたなのである。

その生命を奪い取る、正当な言い訳を私たちは見つけられるだろうか。


そのように考えながら、一人の男は、百姓を目指しているのです。

月曜日, 12月 19, 2016

山田錦を超えろ;宮下農園酒米研究会

日本酒に適した酒米つくりについて、科学的に分析して、いかなる米作りによることが良いか?

トヨタイズムでは、前行程は神様、次工程はお客様と言われています。

醸しの理論を知り、次工程の糀と蒸し米の求める最高品質の米をつくる。
米つくりの現場を知っていただき、何が求める品質なのかを教えて欲しい。また、私達が作った米を最大限活かして、世界に誇れる日本酒を醸して欲しい。

農家が醸造の理論を学び、酒造家が米つくりの現場を知り、互いが対等な立場で山田錦を超える酒米を育てていこうと考えて、宮下農園酒米研究会:鴻南塾を開きます。



1月19日(木)または28日(土)に説明会を開きますので、興味ある方は、いずれかに参加をお願いします。

 いずれも、研究の必要性と概略を理解していただくための説明会です。(内容は同じ)


以後研究会の日程

2月10日(金) 2月28日(土) 3月10日(金) 4月8日(土) 5月6日(土) 6月9日(金) 7月15日(土) 8月25日(金)


対 象 者

宮下農園にお米を納める農家、 宮下米のお酒を醸す蔵人とその関係者。

自然栽培で米を育てようとしている農家、日本不耕起栽培普及会の会員。

自然栽培での農業を目指している若者、自然米の大規模栽培を目指してる農家など。

その他、自然栽培に興味をお持ちの健康志願者及び消費者、研究者。


研究方法

「植物と動物の生命の仕組みを紐解き、病気にならない植物と動物の仕組みを学び、自ら考え実践して再現を試み真否を判断する。」 一連の過程を共有する。

「日本における稲作の歴史の再現と現在の農法との相違を学び、考えて自分の理論を打ち立て生徒から研究者へ昇華する。

最終のお客様である消費者に安全な食を届け、安心していただくためのマーケティングと経済学を学び、売る力を身に付け、新しい時代を乗り切ることのできる農業経営を学び、騙さない農業による消費者に求められる真の百姓を模索する。

何処に生きても山田錦を超える酒米を育て、世界に誇れる酒つくりを目指し、食米においても世界の飢えを救える農家になる。

日曜日, 12月 18, 2016

ロシアの思惑と結論

北方領土の問題は、ロシア側から見ることも必要だ。

日露戦争開戦時、貧乏だった日本がロスチャイルドやシフから、高橋是清が金を借りたところに起因している。

その結果アメリカが介入して、ロシア領サハリンが日本領樺太になり、日本軍が進駐した。
遼東半島だけではないのである。

北方領土は、元々ロシア領だったのだ。
ユダヤの手先となったお金によって、いわば買った島だったのである。

ロシアはこの敗戦が引き金で、共産主義国家ソビエトになったので解決に手間取ったが、太平洋戦終戦まぎわに奪い取ったのだ。

戦国時代の「切り取り御免」そのものだが、日本固有の領土である北海道には手をかけていないことに、気づくべきである。


ソ連が再びロシアとなって、歴史を紐解きロシアが負けた要因を探れば、ロシアが負けたのは日本ではなくユダヤ資本であったことを、プーチン大統領が学んだのは当然のこと。

彼は、敵を正しく見据えている。

そして、幾度か、自分たちの真の敵が誰なのか。それを大衆に語り掛けている。


一方、我が国の頭首はどうか? イスラエルで黒のキッパをかぶり、ユダヤの神の前に跪いてる画像を、ワタシが忘れないくらいだから、ロシア外務省は承知の上なのだろう。

そして、襟に二つの象徴を掲げたまま、交渉に臨んでいるのである。

一つは国会議員バッチ、二つ目は拉致被害者のもの、政治交渉の場にはいらないのである。
そうした、後ろ盾を見せながらのテーブル。プーチン大統領の襟に、自分を飾るものはなかった。

これでは、負ける。


そして報道では、領土問題成果なしとか、色々言ってるが、すでに彼の言によって、決まりつけられてしまった。

もう、「ない。」のである。安倍首相自身の言葉によって、墓参以外はなくなってしまったのだ。


ロシア側から見れば、出かけていって、きちんと「元々ロシア領だった。」と、プーチン大統領は明言したが、それに対する反論はなく、安倍首相は「日本領では無い。」ことを認めた。

のである。

勝ち負けではない。

両首脳の会見ビデオを、再生すれば明らかなことである。

金曜日, 12月 16, 2016

三国間問題

国交も、平和条約をそれぞれ結ぶことは、自由だ。 たまたま、戦争に負けた最初の国がアメリカ、次がソ連最後に中国が台頭してきた。 最初は、アメリカだったのは、もはや逃げられない関係なことは、ニホンジンの定めなので、誰のせいでもない。 騙されたてるのは、日露戦争以前の維新からなので、如何ともしがたい。 真珠湾もそうだ。まんまと罠にハマって、ボロ船を攻撃した。 高専で機械技術科の先生に聞きました。 銃身を抜くブローチ盤やら精密ホブ盤を大量に買い付けて、アメリカの港を出たのを確認して、真珠湾の日取りを決めている。 荷が届いて開けてみたら、先方は「インチ」で、日本は「分ネジ」使い物にならず、結局その努力は実らなかったし、その買い付けにより「開戦が近い」ことを教えたのは、日本側なのだ。 サプライ=輜重は兵器を造るところから始まるが、開戦の時、既に日本技術人は負けを覚悟していたらしい。 悪いことは重なるもので、日露の戦闘はその前にあり、ノモンハン事変では関東軍は敗戦している。 亡くなった父が生き残りなので、聞いた話では、ソ連軍の戦車は小さくてちょこちょこ走ってくる。日本軍のは重厚だった。 戦車は地雷を持った兵隊が、塹壕で待ち受けてクローラに放り込むと、片側がやられる。 ソ連は軽いのでソレを引っ張って戻して、再組立してやってくる。全部同じメーカーらしい。 日本のは、日立と三菱。こいつが互換性がない。1個やられればそれでオシマイ。 日本の銃剣は、村田銃と三八銃。弾の口径が違う。村田は小さくて殺傷力が弱いので、明治三八年に改良されて、三八銃口径が大きくて殺傷力が高かったそうな。 敗戦がこんでくると、三八のところに村田の弾が配給される。これでは撃てない。 「負けると思った。」ら、案の定負け、敗軍の将になってしまったのだそうな。 生き残ったものは、大隊長が死ねば中隊長が自分で名乗って大隊長に、ほとんどやられてしまったので、親父は伍長だったが、結局偉くなって、中隊を引きいる様になって、敗戦。 そのお陰で、真珠湾開戦日本軍は、「敗軍の将に指揮は任せられない」と、オヤジには赤紙は来なかった。おかげて今のワタシが居る。 その部隊は太平洋では赤紙が来ない者、来た者でも九十九里で、本土決戦部隊として生き延びたのだそうな。 全て、アタマを冷静にすれば、避けられるものを、熱くなって招いたのが、先の開戦と敗戦。 反省して轍を踏まぬよう、落ち着いて振る舞えば、今日のことは、おめでたいこと。 だが、日米安保を確保しながら、アメリカの許し得ないまま、ロシアとのあまりの仲良しは、首相の器量が試される時。 中国とも蜜月にならねば、改革の意味がない。 いずれのお方も、おっかねえ人達。ガンバレ安倍くん。 もう喧嘩するなんて言うなよ。仲良しのほうが良いじゃん。 大丈夫。小泉くんも言ってる。 過ちを糺すに、憚ることなかれ。だ。コロコロとどういうふうに変わっても、戦わない方なら良しとしたいもの。

日露の行方

本日、歴史的な展開がありました。
独善の安倍総理ですが、彼のしたことで最大の歴史と日ロ両国への貢献だと考えます。

後ひと月の間に、ロシアとのっぴきならない関係を築くことができれば、日米間も変わらざるを得ないでしょう。

考えるとロシアとは樺太で50km、四島では十数キロ先がロシアで、最も近い隣国です。
その国と、ロシアの主権下ではあるが、平和を前提に国交が開かれることは、素晴らしい快挙です。

日本の官僚及び内閣のみなさんの成果として、まさに恩讐を超えて、良いことは善いと素直に認めたいと思います。

アメリカや中国と違って、ロシアの政権は当分の間、揺るがないでしょうから、いわば陸続きのような関係を結ぶことが、両国の発展に寄与すると言えましょう。

また、少し前には、安定した国交を樹立しないまま、中国に進出した企業が、両国政府に袖にされて、夢破れて脱出を余儀なくしていますが、今度はそういうことがないように、と言うか恐ろしくて敵に回せないでしょうから、平和条約が締結できれば、安定した国交が確保されるでしょう。

なにはともあれ、めでたいことです。

元島民は、その昔ロシア人を追い出して、進駐した親から生まれた方々、そこにロシア人が戻っている。そういうふうに大統領は語りました。ソレが歴史の真実でしょう。
お互いに同じことを繰り返すことが、賢者かというと、生まれて20歳まで育った場所に戻ろうにも、齢い90では如何にかせん。
息子には戻るという概念が無いだろう。

共同会見を聞いた限りでは、日本の総理は「全島諦め」。
ロシアの大統領は「2島がある」。
理想的な展開になって、もう後戻りはできなくなってしまった。メデタシメデタシだ。

ここまでは、国民の意見。

さて、今度はクリスマス。ハワイに行って何に跪くかだ。総理にとっては、まずはこの1ヶ月が正念場だ。
全て、自分が呼び込んだこと。本日のこともあるのでガンバレ。

この2ヶ月が、日本の運命を決める。

月曜日, 12月 12, 2016

麒麟は一日に千里往くも、駄馬も十駕すれば、これに叶う

自然栽培のコツについて、
お利口さんは教わったこと覚えて、そのままできるのであまり考えなくても良いみたいです。

アタマのわるいヒトは、覚えることが苦手なので、どうしてなのか?まで教えてあげないと再現できない欠点があります。

屁理屈か正鵠かは別として、「ワタシはこう考えるから、こうしている」というような、教わり方ができると、「こうかな?ああかな?」とその方も考えて試してみると良い。

ソレが屁理屈であったり間違っていると、再現できない。

こじつけでも、再現できるとそれは正鵠。その方はそれを覚えられなくても、もう一度考えれば再現できる。

このようにすると、お利口さんでないヒトでも、自然農に挑戦することができるようになります。

遠回りだけれども、年月を重ねて居るうちに、お利口さんに及ぶことができるようになります。

表題、古代中国の一里は400mほど、麒麟あるいは汗血馬すなわちサラブレッドのこと、時速40kmで走ることができる。40x10時間すなわち千里行けることになる。見えない距離ヨリ先は想像するだけだから、時速で計算する。

駄馬というか運送馬は時速4km、1日に移動できる距離は40kmすなわち100里、10日すれば確実に千里往けるのである。

麒麟や汗血馬は想像上の馬だ。千里を確実に往くことができるのは駄馬なのである。

人間界のことも同じ。

農の間でおべんきょう会


農の間にて、はじめてのお勉強会を計画して頂きました。

生命の仕組み、植物と動物に共通する5-ALAの働きから、葉緑素・赤血球など、輪廻転生の意味など挟んで、2時間に渡り集中講義を聞いて頂きました。

疲れたかな。


 糀室の豆用竈(かまど)を築いています。

炉を切り込んで、空気がよく入るようにして、着火と火力が強くなるように工夫しています。

火曜日, 12月 06, 2016

世界を変える。第一歩。


子どもの身体を内側から守れるのは、農家なのだ。
真っ当な食事を母体が食べる。真っ当な化粧をし、真っ当な運動によって、真っ当な母体を造り、真っ当な食事でもって、子どもに栄養を送り、必要な酵素、総てのミネラルのキャリアに依って、正常な子どもの原型を作り、そうした子を産む努力の助け舟の、まず第一番の役目を農家が担うことにより、真っ当な国民生活を保証する。
戦争に行って外国人を殺すことが出来る子育てではない。
虫も殺さぬ意識によって、ふる里の自然を蘇らせ、そこで真っ当な野菜、真っ当な米を創り、真っ当に育てた鶏の卵を、都会に送るべし。
都会人はそれを食って、真っ当なニンゲンを産み育て、己も真っ当なニンゲンになるべく、学び感激して、同じヒトとして諸外国の友人、同じ地球のたびびとと、幸せを分け合う、そんな世界を造ることが出来るのは、日本の農民だ。
そういう矜持を以って、国際社会に語りかけられるニホンジンになろう。と思う。

金曜日, 12月 02, 2016

貧乏父さん、金持ち父さん考

 だいぶ前に表記のタイトルの本が流行りました。

 要約すると、資本財に投資した父さんがお金持ちになり、自宅を建てた父さんは負債持ちになった。という教訓です。

 日本の稲作の起源は、長江流域より漁撈稲作農民がやってきて、岩盤の河川から堰を引き下流に条理の田んぼを作ったこと。
 天皇家の先祖であり、近衛兵を使って水田開発にいそしみ、社会資本を創り出し律令制度以後戦後までの瑞穂の国の繁栄を約束した。
 見事なまでの金持ち父さんで、古代資本主義の見本であろう。

 米国など近代移民国家では、そうした政府によって開拓することなく、個人によって進められたので、以後の混乱を招くことになり、その愚かなツケは中東やアジアに飛び火して、世界をまで混乱に陥れることなってしまった。愚か者の選択である。


 およそ政は、新たに繰り出されることなく、何時かの時代の繰り返しのような気がします。
その手本を何処に置くか?殷鑑遠からず夏后にあり。日本は弥生にあり。ですね。

 既に土地改良された美田に水稲を作付けすることなく、そばや荒廃地にしている農村を、稲作が利益の出る仕組みに変えること。
 すでにある工場の建屋を、心豊かな生活の出来る耐久消費財の生産地にすること。
 高等教育の場を、独創と手作りの可能な学生の育成の場にして、未来の日本を豊かに変える人材の宝庫にすること。

 なにも、全く新しくする必要はなく、私たちは高度な資本を既に持っているにも関わらず、真の全体主義的な見地を失ってしまい、それを活かしきっていない。
 増築をしてみると判る。新築に比べ、僅かな投資で大きな面積が得られ、投資効果が大きい。
 私たちは、他の国に比べて土台ならぬ母屋まで既に所持している。見方を変えたり創る物を変えるだけで、豊かさを謳歌できるはずだが、個人主義・自己主義がはびこって活かすことができていない。

 イノベーション In Nnva Ation  入って、新しいことを、計画し実行し繰り返す。

 個人主義でも良いから異端を受け入れ、異分子は全体主義の既組織に入り、両者すりあわせて改革を繰り返す。

 ということなのでしょう。


 物質の豊かさを追求することは難しくても、心の豊かさを追求することで豊かな社会を造ることができます。

 医療費の問題は、生活習慣を改めて健康生活に、少食・運動により健康の自分を創り出す。
 まだ元気のうちに高齢になっても、働く・動く・奉仕するようなことを考え、社会も高齢者の仕事や貢献を認める社会に変えていくことで、介護が不要な人生を送ることが出来る。

 いま社会問題となっていることを解決するべく努力する。
お金のことはお金では解決できない。

 ヒトの知恵やひとり一人が動くことで解決を進めるべきだ。健康で介護を不要とするような生き方を模索し実行に移すこと。全く一人でも始められて、老後が健康で、介護を受けることなく死ねれば、こんな幸せなことはない。それが、心がけ一つで明日から変われるのだ。

 そのようにして、国民が変わらなければ、政治もまた今の体たらくのまま、トランポ師と習師とプーチン師の間に沈むだけ。

 政治がワルイのではない、国民の総体が政治なことに気づくべきだ。


木曜日, 12月 01, 2016

エマニエル・トッド氏の教え(その2)

もう一度整理します。

 社会主義政権、すなわち共産主義政権が成り立つ土壌として、家族主義の民族の場合に成功しているのだそうです。

 直系家族制度に依って、おじいさんの財産は父に父から子と共有され、見返りに老人をいたわる生き方が選択される。
 職業選択の自由を犠牲にして、経済の自由を手にする民族は、老後の社会保障が必要なことが判るので、共産主義政権に移行しても理解を示せ混乱に陥らない。

 一方、核家族で生きて職業選択が自由な民族は、子どもは親から独立して旅立ち、職業も活き方も自由に選べることが、人生において重要な因子なのだ。
 そうした人々にこそ失敗した時の救済システムとして、社会保障が必要なのだが、自己責任の民族故に、社会主義や共産主義を好まないので、自由主義社会制度を構築する。

 ソビエトがうまく行かなかった理由に、核家族の子どもが旅立つ民族であり、ロシアに戻ることは必然だった。

 さて、我が国の場合、戦後のはじめの時期は、直系家族制度下にあったので、共産主義を理解できる人々が大多数で、現在70歳以上の方々がそれに当るのだが、そうした人々が政権を回していた時期には、共産主義国家ではないのに、政策は官僚主導の公共事業に拠る景気策だの、社会保障を手厚くする施策だのが採られた。

 結果、社会保障が安心の引き金になって、それまでの直系家族から子どもたちは旅立ち、都会に出て職業選択の自由を得た。
 いわゆる団塊の世代だ。彼らは核家族制度を選び、職業をはじめ何もかも自由を謳歌した。
 子どもは当然のように親とは暮らさず、独立して新しい文化を持ったのだが、そうした核家族制度にこそ社会保障が必要であり、一部の夢破れて失意にある者を救済する術は、共産主義国家になぞらえる社会保障でしかない。

 しかるに、民意の大半は、それを容認できない民族に移行してしまった。

 而も、資本主義政権が強大になって、アメリカのように小さい政治を求めるならイザ知らず、いまだ直系家族制度によって恩恵を受けている、二世三世の世襲議員によって政が行われているので、知らず知らずのうちに共産主義の政策が次々と繰り出されているので、混乱してまさに資本主義の終焉の様相を呈している。

 およそ、資本主義経済の終焉期において、「計画された経済というものは、言葉を変えると、それを社会主義と呼ぶ。」と曰われたシュンペーターの言そのものの新自由主義なのに政策は共産主義という混乱した社会を私たちは持ってしまった。

 
 既に日本は核家族制度の民族集団になっているので、自由主義経済の仕組みでしか動かせない社会構造になってしまっている。

 社会保障を容認できない人々によって構成されていて、まさに社会保障が必要な時に至っているのに、国民は無意識のうちにそれを否定するし、国家も社会保障が出来る経済力を失ってしまった。

 救いの福音は三つあるようです。

一つは、シュンペーター師が教えているイノベーションだ。

 全く新しい手段によって材料を手配して、全く新しい方法により、これまでと全く違った商品を作り出す。 
 「その商品を手にした者は新しいき方を始めることの出来る商品である必要がある」
 その商品を、これまでと違ったルートによって、全く新しい顧客に届ける、施策を発見し始めること。

二つ目は、フランソワ・ペルー師の生き方。

 奉仕と参加型の社会構造による、新しい社会の仕組みを構築する。
いわば、江戸時代あるいは戦前の田舎における生活パターンのような気がします。

三つ目は、エマニエル・トッド師とトマ・ピケティ師による予言。

 祖父母を敬い、父母を慕って、子や孫との共同生活により、土や家や仕事の財産を共有して、家内工業形態の家族相互扶助による自衛手段を講じて、職業を固定して無駄を省き経済の自由を手にする。

 国家を当てにしても見返りはもう期待できません。その範疇に有る者すなわち公務員以外には、先人の教えを守って生きるより他に、手段は見当たらないように思います。

 でも安心です。選択肢は三つもあるのです。
行動を起こした者にだけ、神様は微笑むのです。