無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

金曜日, 7月 30, 2010

完熟ブルーベリージャムを明日作る

 2年越しになる、完熟ブルーベリージャムの制作に掛かります。
 梅雨明けて10日以上掛けて熟させた完熟ブルーベリーを、摘んだその日にジャムにする。
標高850mの農家ならではの、誰も知らない味うまい味のジャム、明日は15日目。

 今日作る予定だったけど、昨日雨だったので、もう1日木にならせておいて、完熟度を高めようと考えました。

 今日一日、ブルーベリー畑に居て、摘んで食べてみましたが、これまでにない出来で、どの実も味が濃くなっていて、素晴らしいジャムが出来る予感がします。

 乞うご期待。

水曜日, 7月 28, 2010

無農薬香り玄米モチ米出穂


 気がつけば、穂が出ていました。
完全無農薬栽培、香り玄米オラガモチなる品種で、高標高栽培用に取り寄せたモチ米です。
 背丈が伸びて、コシヒカリに比較して、ひときわ目立つ大きな稲です。
昨年の田んぼの不出来に対し、先生に「この田では、当分稲が出来ないな、もし来年来て作ってあれば、もう百姓は教えない。」との宣言を頂いて、それでもと作ってみましたが、なんとかなったような気がします。
 ここ数日来、家の隣の田んぼを掘り起こして、いろんなことを知り得ました。
高標高の黒のっぺ田では、お米の有機栽培は難しいこと、とにかく、赤土を客土する事に尽きること、肥やしは水中に留まるようにくれること、若しくは、肥やしは代厚みの表土に留まらせず、深層土に送り込むことで、稲作が出来ること、等を学びました。
 雑草対策は、のこぎり屑と米ぬか皮膜による、遮光膜を形成させることで、対策してみようと思っています。
 来年が楽しみになってきました。

日曜日, 7月 25, 2010

無農薬の玄米作り

 
 自分で食べる玄米を完全無農薬で栽培しているのですが、土用干しをして、稲の生育に自信が持てるようになりました。
 私の栽培方法は、化学的な根拠に基づくのではなく、仮説条件を現場に与えて、出来の良かった方法を採用していく、演択法にて進めています。
 今年の一番の目玉は、不耕起です。いわゆる耕さないのですが、水を張って、1度代掻きをしただけで、田植えをしてみました。
 思いの外水持ちは良かったのですが、1回代を掻いたことで、有機肥料が泥の中で腐って、硫化水素のガスが溜まってしまい、稲苗の勢いを弱らせてしまいました。
 その対策の一番優れていたのは、赤土の客土でした。
土壌が、黒のっぺと呼ばれる火山灰土では、流下水素を分解する余裕はなく、粘土に含まれる酸化第2鉄、(赤さびを含む粘土=赤土と呼ぶ)が、硫化水素の硫黄分を吸収してくれるので、根っこが痛まないで済み、丈夫な稲が育ちます。
 次ぎに、有機質を固形のペレットにした、自然系肥料「信州うえだ農協の640」を散布することにより、追肥ができ、分けつも進んで良い稲が育っています。
 画像は、当家の上方の田を、掘り下げてみたことにより、田の組成が判ってきました。
 最下段は、黒のっぺ、その上に、(黒のっぺ+赤粘土)の細粒化した、作り土が乗っていました。
 稲の根が伸びる場所は、床土の下の黒のっぺに主根を伸ばしていることは想像がつきます。
 田んぼを掘削して判ったことは、表土の粘土と、床土の下の黒のっぺが、明確に分かれると言うことでした。

木曜日, 7月 22, 2010

無農薬 源流香り玄米






 無農薬米栽培は、草との饗宴です。
通称「土用干し」という水抜きを行いました。土に少しにひび割れができる位に乾燥させると、良いのだそうです。
 無農薬米栽培は、草との闘いと言われますが、それは無理なので、共存を目論みました。 
そして、今年は草に負けない丈夫な稲株を育てています。
 演択法でしか、試みることができませんので、毎年少しずつの因子を変えて、実験を繰り返し、良かったことを調えていこうと思います。
 今のところ、草に負けていないようなので、これで佳しとしています。
 右の画像は、そばを播く予定地の映像です。除草剤(枯れ葉剤)を散布して、すっかり綺麗に草を枯らした状態で、この後、トラクターで耕耘と同時に、そば種を播きますと、そばだけが生えてきて、収穫まで除草が要らない、ある意味、省力化が優れた農法ですが、、、私は、古里のそば祭りに行けなくなったことを怨まざるをえません。

水曜日, 7月 21, 2010

ほうずきにネットを張る


 ホウズキを植えました。

1列約90株を6列植出ししました。

それに、倒れ防止用のネットを張りました。

火曜日, 7月 20, 2010

完全無農薬玄米栽培

 玄米稲作は、土用干しを始めました。

日曜日, 7月 18, 2010

梅雨明け、さあ夏本番

 待ちに待った、梅雨が本日を以て明けました。
いざ明けてみると、まあ、暑い暑い、特に日中は、太陽の下にいるのが辛い。

 でも流石に高原、陽が落ちると途端に涼しい風が吹いて、大あわてで農作業に掛かります。
ホウズキに支えのネットを張る作業を始めました。パイプを短く切って支柱を作り、役130本のを打ち揃えました。
横桟は、竹を短く切って、くくりつけます。

 そんな作業をしていて、ふと見上げると、空がどこまでも青く透き通っていて、思わずシャッターを押したのが、画像です。
 朝まで降っていて、空気もかなり澄んでいるのでしょう。今日から梅雨明けを思わせる、少し夕焼けです。

水曜日, 7月 14, 2010

ブルーベリーが実り始めました

 ブルーベリーの収穫が始まります。
昨年の秋に株を移し替え、新しい畑になって、元気が出たブルーベリーは、たくさんの実を付けてそれが実りの時期を迎えました。

 標高の低い所では、既に終盤に差し掛かっているはずですが、我が園は標高850mの高地故、ようやくこれからがブルーベリーの収穫期となります。

 梅雨が明けて、それからじっくりと熟すブルーベリーの味は格別ですので、今年は順調な仕上がりと言えそうです。
 7月20日頃に梅雨が明けて、晴れてくれると、8月には完熟ブルーベリージャムが作れるのですが、みなさまがお待ちかねですし、天候もそれなりに順当なので、大いに期待をしているところです。

火曜日, 7月 13, 2010

景気を動かす

 参議院議員選挙が終わり、一段落しましたが、争点となった消費税の5%アップについて、。

 いま急に5%の変更が可能な状況が許されるとすれば、もうひとつの選択肢に消費税の廃止があります。
 いずれも5%の変化であり、経済社会は受け入れられるレベルであります。

 消費税は使おうとする時に課税の重さに気づかせる税制で、好むと好まざるとに拘わらず、財布にある金額以上の消費、あるいは買い物をすることができない欠陥があります。
 
 消費税を上げた時、10%にしても、せいぜい売上げが10%から20%程度落ちるだけですが、確実に景気は悪化し国民はその変化による効果を感じ取るのは難しく、政府の消費税における収入が1,5倍程度の好転だけで終わり、しかも持続は難しく、更なる税率の引き上げの誘惑に時の政府はさいなまれ、その度に政権交代が繰り返され、日本は急速に没落していくトリガーに為りかねません。

 一方、下げた時に、それはゼロになり、消費の波は一気に好転に振れ、バブルも亦再現可能の様相を示すでしょう。
 その結果、企業の業績は上がり、高度成長期並みの累進課税を課せられていても、決算後あるいは過年度の業績に税率を掛ける所得税では、納税額の多さに気づいた時には既に手遅れですが、これまでの日々の低い売上で生活に苦労するより、納税の重さの苦労の方が何倍も楽な事を、企業人は気づきます。
 

 消費税のもうひとつの欠陥は、輸出した時に総額について企業に戻す戻し税制は、国内での企業の付加価値の過程のすべてに税を戻すので、輸出の好景気にも拘わらず税収をは全く得られず、単に国内で消費されたもののみに偏ってしまう。
 輸出依存型の日本経済では大きな欠陥であり、小さな国内生産活動に対してのみの課税が実質税収であり、国民が期待するGNPの半分にも満たない税収でしか効果はないのである。

 また、国民に対する政治の善し悪しが、税収に反映する仕組みを維持していないと、政治家はサボタージュする。
 消費税は国民の生活に対しての課税なので、政治家が愚かであっても税収が上がるので、彼らは努力の必要がない。

 一方、所得税は政治の舵取りがよけれは、企業利益は増え給与も増し、高額所得者ほど税率が上がる累進課税方式は、出世したい、儲けたい、という人間の欲に素直な税制で、実際に低額所得者になってみると、その昔、税で苦しんでいたことが懐かしく、亦あのようになりたいと、私などは日々思っているのであります。

 利益に課税する所得税累進課税方式は、政治家をして緊迫ならしめ、より税収の上がる「よりよい経済政治」を目指すようになり、結果として過ごしやすい社会を作ることが出来ます。


 また、納税をきらう人達が居ることも亦事実でありますが、それを好まない時に逃避できる精度を持つことも亦、社会を安定させ住みよい社会を作ることに通じます。
 例えば、高額納税がいやなら低額所得者になればよいことで、誰でも選ぶことが出来ます。それが累進課税制度の利点です。
 一方、現在の税法や社会では、貧乏人が高率課税者となって、それがいやだと言っても、高額所得者にはなれず、窮乏社会から逃れられないことが、閉塞感を生むことにもつながっています。

 何処の国に行こうと、日本ほど住み易い国はなく、私たち国民は住み続ける如かなく、累進課税率を上げたら脱出しようなどと言う企業の製品はボイコットすれば良く、むしろ、好景気に沸く日本の消費を当て込んで、流入する中国企業が増え、出る者もいれば入ってくる者もあり、結果として税収は格段に好転することを、政治家は体験を持って考え得る器量を欲しいと思います。

水曜日, 7月 07, 2010

おもしろい遊び、めっけ



 娘と息子を相手に、パンとナンを焼いてみました。
 娘はナンをこねて持ってきまして、息子は冷凍パン生地を買ってくれました。
 朝から仕事の合間を縫い薪を焚いて、熾きを置いたまま焼いてみました。
 焼きたては美味しいです。
 この後、火を引いて、パンを焼いてもみました。大成功です。
 娘曰く、「おもしろい遊び、めっけ。」

月曜日, 7月 05, 2010

稲は生育しているらしい

 信州上田有機肥料640をふた袋購入して、下の田に撒いてみました。
田植え長靴を履いて、中央部の畝に入ってみると、肥料不足の稲があるので、早速散布しました。

 けれど、その他の部分は近づいてみると、丈が伸び、恐ろしいほど株が広がって、分けつの準備に入っている予感がしました。
 そんなわけで、散布量はひと袋と3分の1に留めました。

 周りの田んぼは秋田こまち、我が田はコシヒカリ、余所の田は黒光りした緑の勢いで、どう見ても我が田の稲は見劣りはすれども、丈と株間の広がりには期待をしているところです。


 いちごの苗代を整備すべく、草になっていた予定地に、耕耘機で入ってみました。
トラクターでは気づかなかった細かい土地の性質が、耕耘機ですと傾斜の善し悪し、石や土の状況等が手に取るように解りますので、やはり手は抜いてはいけないと思いました。

 奥の改良した畑部分に問題があるので、客土をすることにしました。
傾斜がきついこと、赤土の粘土がきついこと、石が多すぎること等を改良する必要があります。

 倉庫にする予定地の田んぼの黒表土をはいで、この赤土に混ぜてやれば、共に改良が進んで好結果を生みそうです。
 距離も50mと近いので、効率よくいきそうですので、時間をみて取り掛かろうと思います。
百姓仕事は、まあ次から次へと新しい用事が増えること。

日曜日, 7月 04, 2010

稲の肥料不足が判明

 稲に肥料を播いて、生育状況を確かめました。

 前の田には、5畝に上田農協有機640をひと袋、下の田には1反7畝に同ひと袋撒きました。
 それぞれ生育を観察するに、5畝ひと袋は多くもなく、やや少なめで丁度良いと思われます。
中に散布落としの部分に未成熟の株が散見し、その適量が頷けます。

 下の田では、中央部分には散布しなかったので、余計違いが目立ち、散布が適宜であったことが証明できました。
 月曜になったら、あと2袋購入して散布してみようと思います。

 同様にして、ホウズキの生育を見守っていますが、追肥がよいのか悪いのかが解りません。
植え方に問題があったようなので、様子を見て改良の試験をしてみようと思います。

 いちごについては、改良の手だては、僅かではありますが見えてきましたので、今年から取り掛かっています。
 それぞれ真剣に行ってはいるのですが、まだまだビギナーの域を出られない私です。

土曜日, 7月 03, 2010

洞窟生活が石窯を生んだのか

 石窯に針金を雁字搦めに巻き付けて、モルタル覆いをしました。
変換して、ガンジガラメが雁字搦めであることを知り、成る程、そんな感じに針金を巻き付けたなと、妙に納得している私がいます。

 石窯の空力性能がすこぶる良いのに感心すると共に、そのルーツを考えてみるに、多分洞窟での生活から、奥での焚火の煙が抜ける様子を見て、煙突のない石窯に行き着いたのだと思います。

 奥の天井の高さが充分にとれていると、奥で焚かれた煙は一旦上昇し、天井の壁を這って出口に向い、新鮮な空気は入口から底を這って取り込まれるので、人間は酸欠に悩まされることなく生活することが出来たのでしょう。

 その一番理想的な洞窟の形状は、半なすび型であることは、容易に想像がつきます。
それにしても、半なすび型の空洞の設計は、うまくできていました。