無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

木曜日, 1月 31, 2008

農薬問題について

 信州美ヶ原べりー園の今です。一面の域景色でまばいようでした

 昨日の、キャベツの殺虫剤混入の事件について、元農薬散布農家の跡継ぎで、今、無農薬農家になった者として、コメントしたいと思います。

  いまの中国の農家がおかれている状態は、日本の昭和40年代の日本の農家と同じ状態だと思います。経済状態も、置かれている環境も似通っています。

 日本のあの頃は、工業が盛んになり、農家もおいていかれないように7桁農業などと言って、化学薬品を多用するようになりました。

 市場が求める、”見た目良く、腐らない野菜を”このために、農家は、殺虫剤や農薬、抗生物質を使うようになりました。
 まだ専業農家が多く、近所の全部の農地が使われていましたので、連作障害が出ると、冬に土の中に劇薬を忍ばせ土壌消毒をします。
 それでも疫病が出るので、早め早めにする農薬と抗生物質による予防消毒のお世話になりました。

 これも全て、市場が”見た目の良さ”を”農家に”求めたのが原因だと思っています。

 本来、市場が求めなくてはいけないのは、”安全な食品”なのですから、方向が違っているような気がします。

 農家は、ただ、顧客の求めに応じているだけの様な気がします。
消費者も賢くなって、正しい求めを市場に伝えることをしないと、今後も同じ過ちは繰り返されることでしょう。

火曜日, 1月 22, 2008

寒じまし(多分方言?)

 毎日寒い日が続くので、軒先に吊した大根が段々に乾いてきました。
お袋が謂うのには「寒ジマシ」だそうで、大根を収穫後すぐに土に埋けておいて、年が改まったら掘り出し、皮を剥いて輪切りにして湯がき、やわらかくなったら取り出し冷水につけ、藁縄で串刺しにして軒先に吊します。
 こうしておくと、夜に凍み、昼に和らいで、徐々に乾きます。乾いたらお日様に当て完全に乾かして取り込みます。
 来年の冬に「もどして」煮物や鍋でいただきますととてもおいしいですよ。
 
 寒を利用しての里山の味です。
カヤの「晒し」と同じことなのですね。
 お百姓の冬の仕事には、剪定やら木材の切り出しやら、寒の間にやっておかなければいけないことが沢山あります。

 そんなわけで、今も実は忙しいのです。

月曜日, 1月 21, 2008

暖炉

 事務所を深山から向井に移しました。
 ちょっとかわいいストーブを設置してみたところ、とても楽しい空間ができました。
 暫く楽しんだのですが、ご近所から煙いと言う苦情がきて、残念ながら撤去する羽目になりました。
 住宅が詰んでいるところの生き方は、廻りに気を遣わなければいけないので、それなりに不便なのです。
 武石の休憩所ができたら、がんがん焚けるようになるのを楽しみにしていましょう。

日曜日, 1月 20, 2008

不動滝(信州大門峠下る10Km付近)

 霧ヶ峰の東に長和町大門地積にある不動滝

 鉄平石の巨大な岩に囲まれた滝が凍っていました。
国道から3キロほど山の中に入り、1キロ徒歩で進むと、大きな鉄平石の岩崖がアーチになっている中央に、見事に凍った滝が現れます。
 パウダースノウの山道を15分ほど歩いて、それを発見したときは結構感動です。
 帰り道、沢をそれたところに段々田んぼの跡を発見して、その有り様から多分、大門地域で最初の田んぼの遺跡ではないかとの結論に至り、車を道ばたに置いて、見学と考察をしてきました。
 弥生時代か古墳時代に開墾して、つい戦後までそこを営々と田を耕してきた祖先と、当時竪穴式住居があったと思われる場所に立ち、思いを巡らせてきました。
 ここに住んで、この道を歩いて、、。はじめの田はどのようにして作ったのか?大木を倒して根を掘り出すのに、いったいどんな道具があったのだろうか?、、。石斧だったのだろうか?どんなにか苦労して、鹿や猪の害はどうだったのだろう?むしろ待っていると飛び込んできて、それで生活が成り立ったリしたのかなあ、、。鹿柴はどんな風につくって、あれこれ、あれこれ、思いを巡らせて、とんだ楽しい時を過ごすことができました。   希望の方にはご案内致します。

木曜日, 1月 17, 2008

茅刈り及び晒し

 茅(カヤ)葺き屋根を葺き替えるべく、茅を刈って用意します。
写真のように束ねて、野に立てかけておきます。
 これを晒しと言い、2月ころまでの寒さで、中の水が抜けて乾燥し、丈夫な茅ができあがります。
 千坪くらいの場所で茅を刈って、こんな山を数カ所作りました。

日曜日, 1月 06, 2008

新しき年を迎えて

 今年は、無農薬のポイントが分かってきたのて、減収穫から適度の収量を確保する農業を目指します。
キノコ菌と納豆菌のおがくずと稲藁による肥料作りに挑みます。
 
 ジャム作りでは、お客様の嗜好に合わせた高品質のジャムを完成させたいと思います。
お店での販売もできる目処が付きましたので、首都圏を視野に入れて頑張ってみようと思います。

 茅を刈りましたので、晒して、作りかけの茅葺き小屋の葺き替え及び木舞の土壁を付け、麹室を備えようと思います。
農場の外に草地を広げて、鹿やイノシシと共存できる環境を作る準備の年にしたいです。
エコロジーを考え実践に移したいと思います。