無農薬で自給自足

 今年から、無農薬農業にジャンルに、米つくりを加えます。 冬季湛水にて自然豊かな田んぼにして、ほたるの居る田んぼを創ります。   誰でもが簡単に無農薬の田んぼつくりができるよう田んぼを用意し、定期的に実習教室を計画して、自給自足の米つくりを支援します。  武石川の源流のきれいな水で米つくりをしましょう。  宮 下   和 美 

日曜日, 11月 23, 2014

自然農研究所及び塾の開講

 これまで、不耕起栽培稲作の故岩澤信夫先生と、自然耕塾in高山村の園原久仁彦塾長を、師と仰ぎ化学肥料・農薬・除草剤・殺虫剤を使わない、自然農業を標榜して、学習と実践及び研究を繰り返してきたところです。

 師はもうひとかた居られまして、長野高専の岸佐年名誉教授です。「宮下、何言っても良いが論理矛盾は駄目だ。」『私の理論で、他の方も再現できないといけない。』と考え、 

 この度、知見をより磨くため、皆様とともに学ぶ決心を致し、研究所及び学習塾を開講することとしました。

 新年より、定期的に塾を開きますが、その前に合宿の機会を設け、基本を学ぶと同時に、皆様の疑問や要望をお聞きして、塾の日程や研究会の開催を計画したいきたいと考えています。

 ご希望の方は、jam@hnk.jp  電話 0268-42-5620  FAX 0268-42-6850 携帯 09030939692 までご連絡願います。

 合宿は、雲渓荘にて、12月または1月のウィークディで1泊2日を予定して考えています。
時間割は、初日10時開講5時まで、翌日は8時半から昼食まで、講義と質疑とします。
第1回めの演題は、1.無農薬農業の原理原則。

 開塾は、各月第2土曜日を予定しており、午前中9時から12時まで座学、昼食後圃場学習と質疑応答3時放課。

 授業料

1. 不耕起栽培実習生(自分の田1枚で稲を作る生徒) 年額 100,000円(水管理料込み)
 
2. 不耕起栽培研修生(座学と圃場授業の生徒)   年額 65,000円(テキスト代込み)

3. 自然農研究生(自宅でも実践済の方)       年額 40.000円(合宿の宿泊代は別)

4. 泊まり込み実習生(蔵人向けに宿を準備して、春から秋まで、自然酒造好適米の栽培を、理論と実践を習得できる) は応談  

 詳細につきましては、日本不耕起普及会の自然耕塾のルール変更が、現在検討されている処で、決まり次第それに準じていくつもりです。

火曜日, 11月 11, 2014

脱水縮合転位酵素?

以前の説明の言語が判明しました。図を直せませんので、頭で翻訳して下さい。
デンプン→加水分解(加水・ペプチド結合・分解)→ブドウ糖
ブドウ糖→脱水縮合→デンプン
ブドウ糖→脱水縮合→セルロース
それぞれ、加水分解酵素(消化酵素)、脱水縮合酵素のお仕事のようです。
脱水縮合と加水分解は可逆の作用です。
脱水縮合には、アミノ酸からタンパク質、グリセリンと脂肪酸から脂質に変える作用もあるようです。


脱水縮合について、植物が生合成する場合には、化学反応だけでなく官能基(生命)も転移するわけなので、転移酵素が介在しているはずです。
ですから、脱水縮合転移酵素の働きにより、ブドウ糖C6H12O6→脱水縮合・官能基転移→生きたセルロース(C6H10O5)n=生命官能基となるのだと思います。

月曜日, 11月 10, 2014

日本酒の図鑑に紹介

 佐久の花酒造の宮下米が、「日本酒の図鑑」に紹介されました。
今飲むべき131本として、君嶋哲至さん監修 KADOKAWAより発売です。
君嶋哲至さん、1960年横浜生まれ、1892年創業の酒販店「横浜君嶋屋」の4代目、日本各地の日本酒・焼酎の蔵元やフランスなどワイン産地の作り手を巡り、こだわりの酒を扱う。
日本酒およびワインの講師を務める他、日本酒の蔵元とともに欧米で日本酒セミナーや各種イベントを実施。
日本文化である“酒”の国内外への発信に尽力している。
インターナショナル・ワイン・チャレンジSAKE部門シニア審査員、雑誌「ヴィノテーク」酒ティスター。
著書・監修本に「ゼロから始める日本酒入門」(KADOKAWAメディアファクトリー)、「日本酒完全ガイド」(池田書店)などがある。〘奥書転載〙

火曜日, 11月 04, 2014

 肥料をくれることを施肥と言いますが、これまでの行ってきた施肥をやめるだけでは、手抜き農業になるだけで農業が成り立ちません。
施肥に変わる手段を講じないと、これまでと同様あるいはそれ以上の収量は確保できないので、私は転移酵素を活性化させることだと考えます。
成長とは転移酵素の活動が促進されることなので、酵素の活性要素をあげますと、次の3点です。
1. 酵素がたくさん供給されている。 
2. ブドウ糖の材料が沢山供給されている。 
3.エネルギーの酸素が沢山供給されている。
植物が勝手にやることですので、農家がとりあえず支援できることは、1.の酵素の大量供給です。私は、EMを培養して、折にふれてドッカンドッカン与えるようにしています。
それが、無施肥・無農薬・除草剤なし殺虫剤なしの12俵どりの極意だと思っています。

店頭の肥料が化学肥料になった変遷を知ることができました。

初めの頃の肥料は、肥溜めから始まって、魚かす、菜種油かすなどの、廃棄物というか残渣を使っていたのは周知のとおりです。
西洋では、硝石がチリ鉱石と呼ばれて輸入されていた頃、今でも続いているらしいですが、カリ鉱石と呼ばれる動物の死骸や糞を含んだ化石があり、また、リン鉱石なる、海底のドロの化石を輸入して、ハーバー・ボッシュ法で作った窒素肥料と混ぜて、配合肥料を作っていたようです。
ここまでは、理にかなっていると思っています。

それが後に、リン鉱石カリ鉱石を硫酸や塩酸で溶かして、成分を取り出して精製(エッ~)したものを、塩化カリや硫化カリなる名で売ったようです。
この時点で、捻じ曲げられていますが、窒素肥料と一緒に配合肥料として使う限り、施肥効果は出るはずです。


過リン酸石灰の項目では、1840年化学肥料の父とも言われるリービッヒが従来肥料として使われていた骨粉硫酸を作用させると肥料としての能力が増すことに気づく。(wikipediaコピペ)
ここらへんから、おかしくなっていったのでしょう。

肥料の定義;
1.窒素;空中の窒素を固定した肥料
2.リン;リン鉱石に代表される、リン酸などを含む動物の残渣などの総量
3.カリ;カリ鉱石に代表される、カリウムなど、ミネラル分の総量
これが、みなさまが子供の頃に技術家庭科で習った、肥料の3要素だと思います。
今の義務教育の検定教科書では、どのように教えているのでしょう。

それから、半世紀の現代は、化学肥料の全盛期。主流は、
1.窒素:硫安に代表される製鉄場で産出される硫化アンモニウムを精製したもの。
2.リン;第一リン酸カルシウム Ca(H2PO4)2·H2O と硫酸カルシウム(石膏) CaSO4 の混合物(wikipediaコピペ)
3.カリ;塩酸カリウムKClと硫酸カリウムKSO4の混合物。半々らしい。
それでも、窒素肥料と一緒に配合肥料として使えば、施肥効果は抜群です。

その結果、ソフトボールみたいな大きなじゃがいも、むっくりと太い大根(昔の大根足はスラリとした練馬大根で、きれいなおみ足の代名詞だったはず)抱き抱えるも難しいほどの白菜などが穫れることになり、そんな野菜とお肉と美味しい白米を頂いていると、糖尿になって透析に通うようになると、医師は「カリとリンの少ない野菜を食べるように」教えてくれます。

配合肥料に動物の体が受け付けない、何かの物質が入ってるのではないかな。と、案じています。

月曜日, 11月 03, 2014

稲籾の種取り 窒素肥料の続き

 もう木枯らしが吹いたのか、山の上では木々は丸坊主、冬支度が済んでいるよう。
人間のと言うか、私のところはまだ秋真っ盛り、稲籾の種撮りのため、バインダーで稲刈って、ハウスに稲架掛けしました。
窒素肥料を貰うと、植物は時に成長をするけど、葉を青くするほどくれると、過ぎたるは及ばざるが如しの恐れあり。
下段の説明の通り、光合成が抑制されながら、勢い良く伸びる事になり、何処かにしわ寄せが来そうな気配。で、スカスカの植生になって、病に弱い特性になることが考えられます。
「芋がら木刀」「ウドの大木」になる恐れ大です。

すべからく中庸がよろしいように思います。むしろ、自然のままに近づけるため、何も施肥をしないという選択肢のほうが、強い子供を育てるが如しで、自己補修のできる植生になるのではないかと考えています。
また、舗装されていない道路に生える草を見てみると、踏まれて平たくなっていますが、分げつが沢山で強く育っています。それと同じと思われる土手や路肩に生えてる草は、分げつが2本くらいで直立したひょろひょろのみすぼらしさで、同じ種類の草とは見違えるほどの違いがあります。

これが不耕起栽培のキモです。
画像は、軽トラックの荷台に載せた、不耕起栽培の稲株です。普通の1.5倍はゆうにあります。
太さ、長さ、穂の大きさ、粒ともに群を抜いた大きさに育ちます。
厳しい自然を乗り越えさせる育て方、そうした意味で肥料をくれないことが、無農薬栽培への近道になりました。

日曜日, 11月 02, 2014

窒素肥料の考察

窒素肥料(例えば硫安)をくれると、たちどころに葉の色は青くなって、成長が促進されます。
このことは、肥料をもらうと元気になるというのなら、光合成が盛んになるすなわち、青いヒカリが消費されて(全部吸収される)、純粋に緑色だけが反射してくるので、むしろ葉の色は薄くなるはずなのに、緑青になります。
光合成反応が緩くなって、青い光の全部を使わずに余らせた結果、青い光のいく分かを反射せた結果、緑色+青い色=青緑の濃い葉っぱになる。
これはどういう作用かを考えるに、光合成式の右端の6O2が、何らかの理由で6っつ作れなくなった為と考えました。何か?
窒素肥料が水に溶けると、つられて酸素も溶けるけれど、其の量には飽和域があり、酸素が溶けにくくなった結果、光合成の活動が抑制されたと考えることが良いと思います。
でも、成長は促進されている。
其の原因は、転移酵素の活動が促進されていることを意味していて、酵素の活性要素
1. 酵素がたくさん供給されている。 2. ブドウ糖の材料が沢山供給されている。 エネルギーの酸素が沢山供給されている。 この3点です。
このうち、酵素とブドウ糖にストックがあるとすれば、酸素はストックされる性質ではないので、酸素の量の変化が、成長因子として相関性が高いことになります。

窒素肥料を沢山にすると、水中の酸素濃度が高まり、成長が促進されるとすれば、窒素の消費が尽きるまで、酸素濃度が高まり、その間は成長が進むことになります。
同時に水中の酸素濃度は飽和域にあるので、光合成は進むことができずに、緩やかになる。結果として青い光が反射して、葉は緑青になるというわけです。

かなり、ややこしいことになりましたが、このパラドックスが窒素肥料のからくりだと思っています。