二日酔いのメカニズムの考察
通常、二日酔いの原因は、
「アセトアルデヒドを分解する酵素を持っていないヒトが居て、そういう方が二日酔いになりやすい。」
ということになっています。
では、お酒によって、悪酔いしたりしなかったりするのは?あるいは、二日酔いする酒があったり、しない酒があるのは、いかなる理由によるのだろうか?
そこで、実験をしてみました。
日本酒なのですが、超自然の状態で作った米を提供して、数軒の酒蔵に協力していただき、かなりピュアな状態で、醸して頂きました。
実は、ワタシは、20年ほど前から、二日酔いがひどくて酒を断っていました。
この米を使ったお酒を飲むと、不思議な事に、二日酔いになりません。
何故だろうか?と考えてみると、
アルコールが入ると肝臓はそれをアセトアルデヒド→酢酸→水という風に加水分解させる作業で、精一杯。
そこに化学物質、特に窒素酸化物が交じると、NOxはタンパク質の成分のアミノ酸NH2に近いので、普段は除去できるはずが、忙しさに負けてスルーさせてしまう。
その結果、赤血球に窒素酸化物が交じると、ヘモグロビンがメタヘモグロビンとなって、酸素を運びにくくしてしまいます。
そのことが頭痛を引き起こしたり、吐き気を催したりして、通常そういう体調を「二日酔い」と呼ぶのです。
赤血球を構成しているのは、8個の5-アミノレブリン酸(5-ALA)と2個の鉄分、実際には、Fe2O3が2個で、成り立っています。
鉄分は赤錆(Fe2O3)の酸素Oは上のALAの O= の部分に付きますと、Fe2O3が2個、O3+O3で、6個のALAと結合して、2個のALAはフリーになっています。
この部分に、肺で呼吸した酸素が結合して、赤血球1個につき、酸素2個が運ばれていきます。
この空いている2個のALAの O= にNO2がNO3となって付いてしまうと、なかなか取れずに、もしかして損傷して排出されるまで、悪さを続けるのかも知れません。
ワタシは、この状態が治るまでに、まるまる3日費やして、水も飲めずに吐いたりしています。
この状態は、市販の酒を飲んだ時、排気ガスを吸った時、砂糖を摂取してしまった時などに起きます。
不思議なことに、お願いいして造ってもらったお酒では、そういう状態になりません。
アルコール度18度の強い原酒なので、たくさんは飲めませんが、2合位なら翌朝元気にしていられます。