自然と生きる
今年は、前年の失敗に学んで、いちご苗のDNAを、実をたくさん付けるという遺伝子を植え付けるために、少し工夫をしています。
稲は、少し未熟成の肥やしを入れてしまったため、土にガスが涌いて苗が育ちにくくなっていました。
手押し除草をして土をかき回すと、苗が元気になってくれました。
田起こしや代掻きの、耕す深が浅い方がよいそうで、来年からは、自然の摂理を乱さないような工夫をして、やり直したいと思います。
人間の浅知恵というかその場の思い付きではなく、自然の摂理を考察しての農業ができるようになっていきたいと思っています。
特に羊を飼って、羊飼いと羊の意味がおぼろげながら理解できるようになってきました。
自分が羊になって初めて判る、羊飼いの極意。(これは教員の極意でもありますね)
羊の習性を活かした荒廃農地の復活、集落の活性化が図れるように思います。
力を入れずに、自然のままに任せること。いにしえの人々が営々とやってきたこと、これをよく学んで活かすこと、これが極意なのですね。
自然と生きる。事の素晴らしさが、この歳になってからか?判ってきたような気がします。
自然もまた、人間もまた、自然の摂理によって、生き、活かされていることを知るようになりました。
ひと言では言い表せませんが、農業にとっても、事業にとっても、生活にとっても、重要な因子であることなのです。
自然は素晴らしい。 それが少し見えてきたこと。 重ねて、有り難いことであります。